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 銀行の稟議が通り易い時期は?
銀行に融資を申し込んで稟議が通り易い時期と通りにくい時期があります。
なぜなら、銀行と言えども民間企業なので、融資担当者が置かれている立場や支店の経営環境によって、通り易い時期とそうでない時期が存在するのです。
通りにくい時期は、ズバリ4月、10月です。この時期は、3月、9月の決算直後で、銀行マン自体が何となく気が抜けてホッとしている時期です。そういう時期は、銀行全体が、貸出に対して積極的なムードではないので融資を申込んでも多少通りにくい傾向にあります。
逆に2月、8月は、半期間を通して一番貸出ムードが高まるときです。なぜなら支店の経営上2月末、8月末の融資残高を上げたところで決算月を向かえたいからです。この時期は、どの銀行も融資残高を伸ばそうと必死になる時期です。「無理してでも良い稟議書を書こう」と担当者もやる気になっています、その結果、比較的稟議が通り易いという現象になるのです。
 支店長の交代時期
稟議が通り易い時期という点においては、支店長の交代時期という考え方もあります。通常、支店長は、2年毎に交代します。これは、お客様との癒着防止の観点から実施されている自主的な制度です。実は、この交代時期が稟議の通り易さと間接的に関係しているのです。考え方はこうです。新しく赴任してきた支店長は、最初の一年間は、業績向上のために積極的に活動し、融資を伸ばそうとします。言わば「攻め」の状態にあります。その結果、この時期は、比較的稟議が通り易いということなのです。
 企業として融資を申込むと良い時期
一方、銀行の体勢に関係なく、企業として融資を申込むと良い時期があります。それは、企業の決算書が作成された直後です。この出来たてほやほやの決算書は、銀行も特別な見方をします。なぜならば、決算書は、税務申告をするためのベースになる書類であり、言わば公的機関に提出する書類です。そうなると日頃の伝票さえつけていれば、すぐにでも作成出来る試算表とは、重みが違うのです。勿論、もともと良い財務内容の企業であれば試算表でも問題ないのですが、財務内容に少々問題がある場合は決算書がとても重要視されます。その証拠に銀行は、融資を見送るときに良く使う断り方があります。「次の決算書が出てから検討させてください」という言葉です。
この言葉からもわかるように決算直後は、1年で最も意味のある時期ですので、この時に年間販売計画、資金計画などを提出して、融資を申込むと比較的通り易くなります。
また逆に「1週間後に資金がショートします」と慌てて融資を申込む企業が後をたちませんが、このギリギリの申し込みは、極めて稟議が通り難くなります。絶対に避けた方が良い方法です。例え稟議が通ったとしても「計画性がない企業」という烙印を押され、銀行もあまり良い取引を提案してきません。
本来であれば、時期に関係なく健全な経営を行っていれば銀行が頭を下げて「借りてください」と言ってくるのですが、なかなかそういう企業は少ないものです。だからこそ、銀行から少しでも良い印象の時期を考えて、計画的に資金調達をするべきです。
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