税理士事務所インタビュー | 「よりよいパートナーシップで事業の発展を」をモットーに活動しています
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税理士インタビュー

「よりよいパートナーシップで事業の発展を」をモットーに活動しています

神戸市の税理士法人A&T 神戸事務所。税理士の浅江壽一先生は国税での長年の経験を持つ税理士です。法人・個人の税務顧問や税務調査に強みを持ち、他の士業とも幅広く連携を取りながらオールマイティに対応している事務所です。

浅江 壽一 税理士

税理士法人A&T 神戸事務所

更新

長年の国税での経験を生かした調査対応に強み

ー 浅江先生の得意な分野を教えてください

浅江壽一 税理士

オールマイティーに幅広くやっています。なんでも対応できるということが当事務所のうたい文句です。

ー その中でも特にこれは他には負けないという強みはどこでしょう?

浅江壽一 税理士

私は国税の職場に長くいましたので、いわゆる国税の調査がどのように進んでいくかということを熟知しています。ですから税務調査が入ったときにも相手を知った上で万全な対応ができるのが当事務所の一番の強みです。また、調査対象の選定がどのようになされるのかといったこともよくわかっています。経験を活かした対応をすることで、お客様から実際に対応してもらってよかったと言っていただくことが多いです。

具体的には、税務署が質問したことに対して的確に回答していくという対応力には自信があります。税務署が説明を求める色々な問題点を、どういう根拠のもとで処理しているか答えていきますが、どう説明したら相手に納得していただけるかといったことを考慮して回答するよう心がけています。

また、帳簿をみているときにも、税務署がどんな点に疑問を持つのかといったことがわかりますので、可能な限り先手を打って聞かれる前に必要なことはきちんと説明するようにしています。さらに国税にいたときの経験を活かして、事前に想定される質問を推測して準備したり、お客様と相談したりといったこともやっています。必要に応じて回答のシミュレーションを行うなど、深いところまで質問が及ばないようにしっかりと対策しているところが強みです。

ー 準備万端で税務調査にのぞめるということですか

浅江壽一 税理士

そうですね。それから税務調査といっても調査権限の問題で、税務調査官が質問する際にも超えてはいけない一線があるんです。それを向こうが超えてこないように、こちらからブロックしたりもしています。こうしたことも内情をよく知っていないとなかなか難しいでしょうね。

この前も個人事業主の方の調査があり、600万円近くの納税を要求されていたのですが、その金額を半分まで減らすことができました。記帳の不備を指摘されたりしていたのですが、どのように修正すればいいかといったアドバイスを行なった結果、納税額を大幅に減らすことができました。

また私は国税徴収官の経験もあるので徴収に関してもかなり詳しいです。大口の滞納など悪質なケースは国税局の特別整理部門に引き継がれるのですが、ここに引き継がれると処分が非常に厳しくなります。その恐れがある事例も引き受けたことがあります。直近だと国税の納税だけで4800万円あったケースを3回の分割で繰り延べ納税できるように話をつけました。そういった事例は多々あります。

ー 税務調査の対応は個別の依頼も受けていらっしゃるのですか?

浅江壽一 税理士

顧問先はもちろん調査が入った時には当事務所で全て対応しています。それとは別に調査が入るので対応してほしいということで連絡がくるケースもお引き受けしています。

国税での長年の経験を生かして良好なパートナーシップを目指す

ー 浅江先生ご自身について少しお話を聞かせてください。先生は2014年に税理士登録をされてすぐに独立されたのですか?

浅江壽一 税理士

そうです。現在は独立6年目になります。国税勤務を経て税理士資格を取得し税理士になりました。定年間際でその後の生活の問題もあり、最初はやっていけるかどうかと不安でしたが、ある程度覚悟を持って独立しました。

ー 独立したばかりの頃はご苦労などありましたか?

浅江壽一 税理士

独立当初はツテも紹介も何もなかったので、最初の1年ぐらいは正直大変でしたね。その後税理士ドットコムをはじめとした紹介会社を通じて2年目以降は徐々にお客様が増えてきました。税務署が外部委託で行なっている記帳指導などの仕事を引き受けていくなかで、それが縁でお客様になっていただいた方もいらっしゃいます。最初はとても大変でしたが、今現在は税理士になって本当に良かったと思っています。

ー 浅江先生ご自身が税理士として大切にしてる信念はありますか?

浅江壽一 税理士

税理士の仕事をするうえで、お客様とは対等なビジネスパートナーだと思っています。常に一緒に考えて良い方向に向かいましょうという気持ちでアドバイスをすることを心がけています。お客様の中には、ごく一部ですがお金を出して雇っているという言い方をされる人もいます。ですが、あくまでも対等な立場で信頼していただきたいと思います。そうした信頼関係をベースにすることでより良い提案をさせていただくことができると考えています。うちの事務所のモットーは「よりよいパートナーシップで事業の発展を」と掲げています。

また、この仕事は料金の高低だけでは測れないところがたくさんあります。インターネットが普及して料金比較がしやすくなりましたが、単に金額で比較されるのは辛いところです。例えば顧問契約では調査が入った時の対応も含めて料金を検討していただけると嬉しいですね。すぐに調査があるわけでなくても、後々そういったものがあったときに必ず生きてくるというのは伝えていきたいです。実際に調査を受けたお客様からは、先生にお願いしていてよかったと言っていただけています。

ー ほかにも事務所として力を入れているポイントはありますか?

浅江壽一 税理士

司法書士や行政書士といった他の士業の方との連携に力を入れています。司法書士であれば相続登記や法人の設立に際して必要な手続きなど、行政書士については建設業の許認可などの業務が毎年ありますので、専門家と連携して必要に応じて対応しています。会社の社会保険関係についてはほとんど一般的な届け出などの手続きは当事務所で対応しています。会社設立で必要な適用事業者の届け出など、届け出関係についても対応が可能ですので、そういったところについてもサポートしています。大きな会社では社会保険労務士に依頼しているところが多いでしょうが、当事務所のクライアントは小規模な事業者が多いので、対応可能な範囲で行っております。

ー これからお客様のために取り組みたいと思っていることはありますか?

浅江壽一 税理士

今後もお客様の要望に応えるためにフットワークを軽くしていきたいなと思いますね。現在でも曜日や時間を問わず対応させていただくとか、メールやLINE、WeChatなどを活用して密に連絡を取り合ったりもしています。

ー 中国のお客様もいらっしゃるんですか?

浅江壽一 税理士

そうですね。中国系のお客様もいらっしゃいます。ただ日本語を話せる方ばかりです。

ー 他にもありますか?

浅江壽一 税理士

自計化も進めていきたいと思っています。お客様自身が自分で入力できるようにして頂きたいのですが、やはりまだまだ対応できない方も少なくありません。時間がとれないという部分もあるようで、あまり強要すると逆にマイナスになってしまうので、要望をお聞きしながら徐々に進めているといったところです。すべてこちらに任せていただいているお客様に関しては、事務所内で事務の効率化を図って対応していきたいと思っています。

調査や節税対策はもちろんもっと幅広くオールマイティにお応えします

ー どのような業種のお客様が多いんですか?

浅江壽一 税理士

建築関係や不動産業のほか、飲食店や卸売業が多いですね。 神戸の中央市場の青果部門のクライアントが十数件ありますので、卸売業が比較的多いです。

ー お客様からよく相談されることとかはありますか?

浅江壽一 税理士

やはり節税対策のご相談が多いですね。個別事案になってくるので、一般論で話しをするのはなかなか難しいのですが、税金はグレーゾーンといえる部分がたくさんあるので、そのグレーゾーンについてのさじ加減をお話させていただきます。こういうところにこれまでの経験が生きてくるのかなと思います。

中には無理な節税を言ってくる方もいらっしゃるのですが、それはお断りさせていただいています。こういう範囲内なら対応も考えられますよといったアドバイスまではできますが。

節税ということに限らず、直前の対策というより長期の視点で将来に向けての対策でしたら積極的に検討することはできます。決算前に利益が出すぎているので、すぐにできる対策を求められるとなかなかむずかしいですが、事前であれば、保険での対策などいろいろと検討して対応することができます。

何でもやりますよとは言えませんが、お客様のご要望にはできる限りお応えできるように常に考えています。

ー これから事務所をどのようにしたいといった方向性はありますか?

浅江壽一 税理士

特にジャンルを決めてないので、要望さえあればオールマイティにお応えしていきたいと思ってます。悩み事があれば何でも相談に応じていきたいです。税務関係だけでなくても、私の知っている範囲でしたらお教えしますので悩んでいるならばぜひご相談にいらしてください。

実際、私のところには調査をはじめとした税務関連だけでなく、様々な相談が持ち込まれます。先日も民事裁判にのぞむのに不安だという相談を受けました。だったら弁護士にはこういう対応をしてもらうようにお願いしてみてはといったことも含めてどう動けばいいのかをアドバイスしました。そのほかにも相続が終わったあとに起こった家庭内の争いを民事で提示されたという相談をうけてその対策を提案しました。

ー さまざまな相談に乗りながら調査対応も含めた税務全般の安心を引き受けていきたいということですね。今日はありがとうございました。

編集後記

国税調査官としての豊富なご経験に基づいた自信にあふれたお話しぶりが、お客様が感じる安心感につながっているのだと感じました。

浅江 壽一(税理士) 税理士法人A&T 神戸事務所

従業員数:4名(うち税理士2名) ※令和2年2月現在
所在地:〒652-0801 兵庫県神戸市兵庫区中道通1丁目1番8号BALOHビル8F

<プロフィール>
香川県出身。1972年 国税局(大阪)入局。法人税事務や徴収事務などを担当。2014年8月 税理士登録と共に事務所を開設。長年の国税局の勤務経験を活かした臨機応変な対応を得意とする。事務所のモットーは「よりよいパートナーシップで事業の発展を!」