経営者の頼れる伴走者として、信頼に応え続ける存在でありたい
名古屋市市営地下鉄名城線「ナゴヤドーム前矢田駅」より徒歩1分の場所に位置する鈴木裕文税理士事務所。東京、名古屋、大阪で培ったネットワークを生かし、幅広いエリアに対応されています。今回は代表の鈴木裕文税理士に、事務所の強みや税理士としてのこだわりについてお話をお聞きしました。
鈴木 裕文 税理士
鈴木裕文税理士事務所
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税務以外もなんでも相談できる「町の医者」のような存在でありたい
―先生の事務所はどのような業種を得意とされているのでしょうか
鈴木裕文税理士
得意としているのは、製造業や飲食業、建設業、卸売・小売業などですが、そのほかにも、インターネット業や運輸・物流、不動産などにも幅広く対応しています。
―現在、力を入れている業務について教えてください
鈴木裕文税理士
現在、当事務所では、税務会計や経営サポートに加え、創業支援や税務調査対策、相続対策、さらにはインボイス制度への対応など、幅広い業務に取り組んでいます。
なかでも特に力を入れているのが、クラウド会計の導入やキャッシュレス対応の支援です。たとえばクラウド会計を導入すれば、面倒な入力作業の多くが自動化され、業務の効率化が図れます。また、飲食店などではPOSレジシステムの導入によって現金取引を減らすことで、税務調査対策にもつながります。
このようなシステムの導入には多少の手間がかかるものの、結果的には大きなメリットがあります。たとえば、売上や経費の数値がリアルタイムで把握できるようになるため、納税予測が立てやすくなり、資金繰りや税金の管理がぐっと楽になります。
こうした取り組みは、お客様の業務負担を減らすだけでなく、経営判断をスムーズにするうえでも非常に有効だと考えています。当事務所では、その導入・活用をしっかりとサポートいたします。
また、会社設立など創業支援にも注力しています。個人事業主から法人成りをされる方へ、融資や資金繰りのアドバイスを行います。また、法人の方への税務のオピニオンサービスもお受けしています。
―他の税理士事務所に、これだけは負けないと思うところを教えてください
鈴木裕文税理士
お客様の事業規模や業種に応じて、最適な会計業務の方法をご提案することです。具体的には、事務作業のコスト削減や、クラウド会計を活用した自計化のサポート、税務調査への備えといった課題の解決に力を入れています。
また、納税予測の重要性もお伝えしながら、従来の会計業務で発生していた作業負担を多方面から軽減し、お客様がより本業に専念できる環境づくりを支援しております。
当事務所は、税務や会計にとどまらず、経営全般に関わるさまざまな課題解決を得意としております。
資金繰りや人事のご相談はもちろん、相続や事業承継といった重要なライフイベントまで、幅広い分野でお客様をサポートいたします。
豊富な経験と専門知識を活かし、単なる税務申告にとどまらず、経営のパートナーとして価値あるサービスを提供することを使命と考えています。お客様の将来を見据えたトータルサポートで、安心して経営に専念できる環境づくりをしっかりとお手伝いいたします。
―税務以外の相談にも応じていただけるのでしょうか?
鈴木裕文税理士
法人経営をしていれば、さまざまな課題が出てくるものです。そのため弁護士や司法書士など他の士業の紹介はもちろん、「新しく事務所をつくるので内装業者を紹介してほしい」「車を売却するので業者を教えてほしい」というご相談や、不動産や保険のことなど、あらゆるご相談に対応しています。
本来税理士は、何か困ったことがあったら、気軽に相談できる「町医者」のような存在です。そのための人脈づくりは重要なので、日頃から経営者の交流会などにも積極的に参加しています。なんでも相談していただいて、信頼できる各種専門家へお繋ぎするというスタンスですね。
―事務所のモットーについて教えてください
鈴木裕文税理士
当事務所のモットーは「税務だけでなく、お客様の未来に伴走すること」です。もちろん、税理士の本来的な業務である正確な申告や毎年の税制改正にしっかり対応することも大切にしていますが、それ以上に、お客様が描く将来のビジョンや、日々の不安や悩みに寄り添うことを何より重視しています。
税金の話はどうしても専門用語が多く、わかりにくい部分があると思います。だからこそ、「わかりやすくお伝えすること」と「話しやすい空気をつくること」を常に意識しています。
事業の成長、ライフプランの変化、経営の転機……。お客様の人生にはさまざまな節目がありますが、そうした大切な場面で「まずは相談してみよう」と思っていただける、心強いパートナーでありたいと考えています。
―お客様と接するときに、心がけていることはどんなことでしょうか
鈴木裕文税理士
「この人に相談しても大丈夫だな」と思っていただけるような、距離感や話し方を大切にしています。
税理士=専門家というと少し堅い印象を持たれがちですが、私自身は、お客様にとって“話しやすい存在”でありたいと常に意識しています。そのために、まずはお客様のことを深く理解し、信頼関係を築くことを信条としています。
日々のちょっとしたやりとりや、雑談の中にこそ本音や課題のヒントが隠れていることも多いので、普段のコミュニケーションをなにより大事にしています。
また、地域に限らず、いつでも気軽にご相談いただけるよう、「オンライン」での対応環境も整えています。名古屋を中心に活動する一方で、これまでご縁をいただいた東京や大阪のお客様とも、交流が途切れないよう心がけています。
地域や距離にとらわれず、常にお客様に寄り添える存在でありたいと思っています。
納税することは、インフラ整備や国の発展につながる「社会的なステータス」
―別の税理士から顧問変更されるお客様も多いのですか?
鈴木裕文税理士
多いですね。大規模な税理士事務所では、場合によっては税理士資格を持たない職員の方がお客様の担当となることがあります。そのため、帳簿のミスや、相談に対してすぐに返答がもらえないといった不満を抱えて、変更を希望される方もいらっしゃいます。
当事務所はコンパクトな事務所ですが、それ故に税理士のチェックが入りやすく、ご相談に即答できるので、やりとりのタイムラグはありません。これからは人手不足が深刻になっていきますが、私自身も単純作業は外注化するなど、相談業務に注力できる体制を整えています。
―休日の過ごし方を教えてください
鈴木裕文税理士
旅行とグルメが趣味ですね。経営者の方々と「グルメ会」というグループを作って、2〜3か月に1回、各地に旅行して、美味しい店へ食べに行っています。綺麗な風景を見て、ちょっと贅沢な食事をいただく……。リフレッシュできますし、経営者の方々と交友もでき、とても楽しみな時間です。
―今後の事務所の展望やビジョンはお持ちですか?
鈴木裕文税理士
人手不足の問題もあり、業務効率化のため、単純作業はAIに置き換えていくことが必要でしょう。ただし税務に関しては、毎年行われる税制改正によって年々複雑化しています。専門家でも判断基準がとても難しいので、我々の重要性は増していくでしょう。
税務にはグレーゾーンも多く、税務調査においては税理士が選択した判断について税務署と交渉する能力も求められます。そうした判断力を研ぎ澄ませ、お客様に柔軟に対応していきたいですね。
―お客様に喜んでいただいたエピソードがあれば教えてください
鈴木裕文税理士
根本的な話なのですが、会社は利益を出して、お金を残し、その資金で会社を成長させていくことが重要だと考えています。どのように業績を伸ばして、利益を出すかをお客様と一緒に考えていくことが、税理士の仕事だと思っています。
利益を出して納税することは「社会的なステータス」です。納税したお金はインフラ整備や国の発展につながり、社会への発言権や責任感も当然生まれてきます。
会社が大きくなればその地域へ雇用を生み出し、日本の経済力を発展させていく。こうした考え方に共感いただいた際に、お互いにとって幸せな関係になれたなと感じますし、それが私のやりがいでもあります。
最初は過度な節税志向だった経営者の方でも、マインドが変わったときはとても感謝されますね。会社がそうした規模に成長したということですから、私自身も貢献できたなと本当に嬉しく思います。