美容師の副操縦士として、豊かで幸せな人生を送れるよう全力でサポート
愛知県名古屋市、桜通線「国際センター駅」から徒歩6分の場所に位置する宇佐見会計事務所。美容室・サロン以外の相談・依頼を受け付けておらず、美容業に特化した支援サービスを提供しています。宇佐見紘且税理士に、美容業に特化している理由や、どのようなサービスを行っているかなどをお聞きしました。
宇佐見紘且 税理士
宇佐見会計事務所
更新

経営者が60代、70代になっても活躍できる支援を志し、美容室専門の事務所に
―税理士を目指したきっかけと、美容業に特化している理由を教えてください。
宇佐見紘且税理士
大学時代から税理士の勉強を始め、卒業後は大手税理士法人に勤務しました。 そこで多くの経営者様と接する中で、「経営者の本当のサポート役になりたい」という想いが強くなり、独立を志すようになりました。
独立を考える中で、自分と同じ30代で独立する美容師が多いことに気づき、彼らのキャリアについて深く知るようになりました。 美容師という素晴らしい専門職でありながら、その収入が40代で頭打ちになりがちだという現実に強い問題意識を抱きました。
税理士は60代、70代になっても専門家として活躍できますが、この違いはどこにあるのか。それは、長期的な視点での経営や資産形成の知識の有無ではないかと考えました。自分の知識と経験は、この業界が抱える根深い課題を解決するために使える……、そう確信し、「美容室専門」という道を選びました。
―対応業務はどのようになっていますか?
宇佐見紘且税理士
弊所は創業支援・融資サポートから、税務顧問サービス、財務分析コンサルティングまで、トータルでサポートしています。
通常の会計事務所ではさまざまな業種を扱いますが、弊所の顧問先を美容業に専門特化しているため、共通のフォーマットで質の高い財務分析資料を提供でき、さらに個別カスタマイズのコストを抑えられます。
そのため、顧問料は税務顧問から財務分析コンサルティングまで含めて、個人事業主は月2万5000円(※)、法人は月3万5000円(※)という低価格で、パッケージ型の税務顧問サービスを提供しています。(※1店舗の場合)
また、多くの事務所で採用されている「決算料(月額顧問料の4〜6か月分)」は一切いただいていません。年間コストが完全に固定されているため、オーナー様は安心して資金計画を立てることができます。
余談ですが、納税額の予測に加えて、オーナー様個人のサポートもしています。一例として、会社員と異なり、利益に応じて上限額が変わるため計算が複雑なふるさと納税の目安額についてもお伝えしています。確定申告をしないと正確な金額は分かりませんが、目安を知っておくだけでも喜ばれる方が多いですね。
―他の税理士事務所との違い、いちばんの強みはなんですか?
宇佐見紘且税理士
「美容室経営者様のあらゆる“面倒くさい”をなくす仕組み」が徹底的に作り込まれている点です。
「会計ソフトへの入力はお客様自身で」というスタンスの事務所が多い中、私たちは真逆です。レシートや請求書を専用ファイルに入れて送るだけで記帳代行を完全に請け負う「丸投げ」体制を整えています。これにより、オーナー様は営業後に電卓を叩く時間はなくなり、施術や売上アップといった本業に100%集中できます。
また、数字が苦手な方でも一目で経営状態がわかる、独自開発の「財務分析レポート(経営カルテ)」を毎月無料でお届けしています。グラフが豊富なレポートで、お店の健康状態が直感的に分かります。納税額の予測も明確なので、漠然としたお金の不安から解放され、経営判断に迷わなくなります。「他店と比べて自店はどうか」といった比較分析も可能で、経営の次の一手を考えるための強力な武器になります。
さらに、美容業専門性のため、特有のキャリアの悩みやお金の流れを深く理解しています。この深い理解に基づくからこそ、他にはない的確なサポートが可能です。
―事務所のホームページで「開業準備の落とし穴は物件探しにある」とありますが、具体的にお教えいただけますか?
宇佐見紘且税理士
物件探しで最も重要なのは、物件を決めるスピードです。不動産業界には「千三つ」という言葉があり、1000件のうち本当に良い物件は3件しかないという意味です。良い物件は多くの人が狙っているため、見つけた瞬間に「これだ」と決断しないと、すぐに他の人に取られてしまいます。
決断のスピードを決めるのは「どういうお店を作りたいか」というコンセプトです。コンセプトがなければ、その物件が自分にとって良いものなのか判断できません。例えば、家族向けのサロンを作りたいのであれば、都心の一等地に店を出す必要はありません。自分に合った立地かどうかは、コンセプトによって決まります。
―確かにコンセプトが固まっていないと、本当の意味での良い物件を選べないかもしれませんね。
宇佐見紘且税理士
お店の場所は簡単に変えられないので、骨を埋める覚悟で決める必要があります。冷静にロケーションを判断できる目がなければ、経営は難しくなります。
せっかく融資を受けても、店舗選びで失敗すればお金を無駄にしてしまいます。立地を間違えて潰れるお店は多くありませんが、立ち上がりのスピードは大きく変わります。
良い立地なら数か月で黒字化することもありますが、悪ければ数か月赤字が続くなど、売上の伸びに差が出て、その後の事業展開にも影響します。美容業ではSNSのフォロワー数も大切ですが、「立地がすべてを決める」と言っても過言ではありません。
―物件探し以外で、開業時に注意すべき点はありますか?
宇佐見紘且税理士
特に大切にしているのが、数字に基づいた事業計画やシミュレーションです。
たとえば物件を決める際、「どれくらいのお客様が来れば家賃を払えるか」といった計算をしていないケースも多いです。また、細かな計算をしないまま、内装にお金をかけてしまう方も多いです。収益シミュレーションを行わないと、開業後に軌道に乗らない事態を招くことがありますので、開業当初は必要最低限の設備で始め、利益が出てから徐々に改善していくといったアプローチも有効です。
印象として、内装業者から提示された金額をそのまま受け入れてしまう方も多いようです。美容師の皆さんは「技術の提供」や「物を売る」ことで利益を得るため、提示金額に疑問を感じにくいのかもしれません。
一方で、税理士の業務のように「情報」に価値を感じにくい方も一定数います。しかし私たち税理士は、お客様に1日でも長く事業を続けてもらうことが利益につながるため、事業がうまくいくことを第一に考えています。良い情報を得ることが事業の成長につながることに、ぜひ気づいていただきたいと思います。
―事務所のモットーについて教えてください。
宇佐見紘且税理士
「美容師の人生の副操縦士(コ・パイロット)であること」。これが私たちの唯一無二のモットーです。
私は、お客様である美容室オーナーが、一人の経営者、そして一人の人間として、60代、70代になっても豊かで幸せな人生を送れるよう、その航路をすぐ隣で支える「副操縦士」でありたいと考えています。
単に税金の計算をするだけでなく、長期的な成功と安心を共に創り上げていく。そのためのパートナーシップこそが、私たちの存在意義です。
―お客様と接するときに、心がけていることはどんなことでしょうか。
宇佐見紘且税理士
お客様が「主役」であり、私はあくまで「副操縦士」であるというスタンスを常に忘れないことです。 ですから、専門用語を振りかざすようなことは絶対にしません。お客様からは「ただの税理士さんっていうより、事業を進める上でのパートナー」 と言っていただけることが多いのですが、そう感じていただけるよう、とにかく分かりやすい言葉で、誠実にお伝えすることを心がけています。
また、経営者は孤独です。ふとした瞬間に生まれる「これってどうなんだろう?」という疑問や不安を、いつでもすぐに解消できるよう、LINEでのコミュニケーションを基本にしています。 メールの返信を何日も待つようなストレスは感じさせません。最も身近で、最も頼れる相談相手でありたいと思っています。
―先生の事務所は名古屋市ですが、対応範囲はどのようになっていますか。
宇佐見紘且税理士
税理士紹介サービスの利用で、今では沖縄や北海道など、全国の美容師に対応が可能となっています。
コロナ禍以降、対面での面会が必須ではなくなってきています。LINEやメールなどのツールを活用することで、遠隔地のお客様にも十分にサポートができています。


苦手な経理作業は税理士に任せることで、得意な技術提供や売上向上に集中できる
ー法人・個人の割合はどのようになっていますか?
宇佐見紘且税理士
お客様の多くは、30代前後で初めてご自身のサロンを開業されるオーナー様や、開業して間もない個人事業主の方です。これから事業を大きくしていきたいという情熱を持った方々と、スタートアップの段階から二人三脚で歩ませていただくケースが多いですね。
ー新規のお客様と、他の事務所から乗り換えたお客様の割合はいかがでしょうか。
宇佐見紘且税理士
「新規開業」のお客様が中心です。最近では「自力での確定申告に限界を感じて」といった個人事業主の方や、「開業10年経つけど、経営がどんぶり勘定で」 という方が、経営の透明性を高めたいとご相談に来られるケースも増えています。
ーこれまで税理士をつけなかった方が、先生のサポートを受けてどのように変化したのでしょうか?
宇佐見紘且税理士
例えば、チラシを見てご相談に来られたネイルサロンの経営者は、毎年、申告時期になると何日も徹夜するのが当たり前で、臨時休業されるなど、本業にも差し支えるほど大きな負担を感じていらっしゃいました。そこで、「税理士に依頼した際の費用」と「自身が確定申告する時間で稼いだ場合」を天秤にかけ、依頼したほうがトータル収入はプラスになるのでは、とお任せいただくようになりました。
私たちにご依頼いただいた後、初めての確定申告シーズンを迎えた際には、「月に一度、レシートを送るだけで本当に全部終わって、心にこんなに余裕ができたのは初めてです」と、とても晴れやかな表情で仰っていただけました。
私たちは単に税務申告を代行しただけではありません。その方の「時間」と「心の余裕」を生み出し、経営者として本来集中すべきことへエネルギーを注げる環境を作れたのだと実感しました。これこそが、私たちが目指す「副操縦士」としての役割だと、胸が熱くなりましたね。
また、10年以上美容室を経営されているお客様は、どんぶり勘定で経理をされてきましたが、私たちに依頼されてからは、財務分析レポートを基に、自社の弱点や強み、伸ばすべきところが明確になったといいます。自信を持って経営できるようになり、周りからも「変わったね」と言われるようになったそうです。
ー経理に関することを先生に依頼されたことで、本業に集中できるようになったんですね。
宇佐見紘且税理士
役割分担はとても大事です。経営者が苦手な確定申告などの業務をプロに任せ、得意な技術提供や売上向上に集中することができます。これにより、時間を有効活用し、結果的に業績を伸ばすことができるのです。
美容室オーナーが、経営の不安から解放され、心から仕事を楽しんでいる状態を実現したい
ー宇佐見先生の休日の過ごし方も教えてください。
宇佐見紘且税理士
休日はほとんど2歳の娘と過ごしています。公園に行ったり、一緒に遊んだりする時間が、仕事の疲れを癒してくれる最高のリフレッシュになっています。この時間があるからこそ、平日に全力でお客様と向き合える……。私にとって何よりの活力源です。
ー今後、事務所をどうしていきたいとお考えですか?
宇佐見紘且税理士
事務所の規模を闇雲に大きくするつもりはありません。それよりも、「副操縦士」としてのサービスの質をさらに高めていきたいと考えています。
最終的なゴールは、私たちが関わったすべての美容室オーナー様が、経営の不安から解放され、心から仕事を楽しんでいる状態を実現することです。そして、現役を退いた後も「この仕事を選んで本当に良かった」と思えるような、豊かで幸せな未来を築くお手伝いをし続けることです。
ーこれから顧問税理士を探そうと思っているお客様に対して、事務所のアピールポイントをお教えください。
宇佐見紘且税理士
もしあなたが、「お客様を綺麗にすることには自信があるけど、数字や事務作業は正直苦手で、つい後回しにしがち……」と感じているなら、私たちにピッタリかもしれません。
当事務所のアピールポイントは、あなたの「苦手」を徹底的になくし、「安心」と「本業に集中できる時間」を提供することです。
当事務所は資金調達に強く、開業時の創業融資支援には特に力を入れています。金融機関に評価される事業計画書の作成を具体的にサポートし、夢のスタートを強力に後押しします。
「こんなこと聞いていいのかな?」と思うような些細なことでも、LINEですぐに質問できます。経営のプロが常に隣にいるような安心感を提供します。
私たちは、単なる作業代行者ではなく、あなたのサロンの未来を一緒に創るパートナーです。ぜひ一度、お話をお聞かせください。