節税だけでなく、まずは一緒に会社の財務を強くしていくことを目指して

飲食店からIT関連まで幅広く対応

ー 竹澤税理士事務所では、どんなお客様が多いのでしょうか

竹澤広晃 税理士

業種業態関係なくいろんなお客様と幅広くお付き合いさせていただいております。飲食業のお客様はそのなかでもちょっと多くて、あとは設立から携わっている新しい会社さんが多いのでIT関係とかも多いですね。

ー となると、若いお客様が多いのでしょうか

竹澤広晃 税理士

そうですね、やっぱり。

税理士ドットコムさん見て、とか、事務所のホームページを見て問い合わせしてくれる方は大体若い方が多いですよね。それ以外だと、ほかのお客様からのご紹介も多いです。

ー 設立からのサポートも多いんですね

竹澤広晃 税理士

創業融資のご相談とかも受けていますし、提携してる司法書士さんがいらっしゃいますので、私も同席させていただきながら会社設立からサポートさせていただいています。

ー ほかにはどういった相談がありますか？

竹澤広晃 税理士

節税、節税、とおっしゃるお客様は多いですね。

ー 経営者さんにとっては気になるところですもんね

竹澤広晃 税理士

ただ、まだ節税という利益でもないのに、周りの経営者の方に影響されてか、節税節税っておっしゃる方が多いんですけども、節税よりなによりもまずいちばんに財務を強くすることが先決です。

ちょっとそこを理解してもらえずに、税金払う位なら何かに使っちゃえとなると、いつまでたっても会社って強くなっていかない。そういったところをきちんと見直させていただいて、財務面での指導もしっかりさせていただいております。

ー まずは会社の基盤として財務をしっかりさせる

竹澤広晃 税理士

そう。それできちんと会社を強くしたら、そのあとに節税のことを考えましょう、となる。そのときには、航空機リースとか海外不動産などの節税商品はいっぱい取りそろえてるつもりなので、いろいろご提案できますよ。

まずは利益を最優先に。節税は財務体制を強くしてから

ー 竹澤税理士事務所の強みを教えてください

竹澤広晃 税理士

独立する前に勤めていたところでは法人部にいたこともあって、基本的に強みとしてはやっぱり法人の顧問ですね。上場企業さんの担当もしてました。

当然、相続税・資産税の相談なんかもあるんですけど、それを専門で扱う大手の税理士法人さんとも提携してるので、幅広く受けています。

ー お客様と接するうえで、心得ていることはありますか？

竹澤広晃 税理士

うちのやり方はこうですよ、という当てはめ方はしてないです。

特に税理士を変えて来てくださるお客様にはよく聞くんですけど、前の税理士さんとはどういうやりとりをしていて、なぜ解約になったのか。じゃあ何をしてほしいか、どうしてほしいか。

そのところをいろいろ聞いて、報酬金額的な部分であれば、ちょっとこの部分の関与を減らして、ここまではお客様の方にしてもらって、あとは決算対策だけというのであればぐっと抑えられますし。本格的に財務面からしっかり見てほしいというのであれば、そういったニーズにも応えます、という感じですね。

ー やはり報酬面を気にするお客様は多いんでしょうね

竹澤広晃 税理士

まぁ、そうですよね（笑）。

ー できるだけ安く、というお客様はなかなか受けられない税理士さんもいるかと思いますが

竹澤広晃 税理士

最初の頃はできるだけ安くとおっしゃる社長でも、売上が伸びたり会社が大きくなって税理士が関与する大事さが徐々にわかってくる可能性もありますし。

そこら辺はお客様にも言っていて、開業したてで資金がきついので安く、最低限だけお願いしたいっていうご要望で受けますけど、そのうちこれだけじゃダメだってわかってくると思いますし、そこに気付かない社長だと会社は成長していきませんよ、と。

ー 成長していく経営者とそうじゃない方の違いはなにかありますか？

竹澤広晃 税理士

ある程度数字に興味を持っていただける社長の方がやはりどんどん大きくなっていく傾向にはありますね。本業に一所懸命になるのももちろんいいと思うんですけども、お金のこと全然わからないからもう全部よきにはからってくれ、みたい感じだと、いつまでたっても低迷している、というケースは多いなと感じています。

最初の頃は、まず利益を最優先に考えてほしいですね。さっきの話になりますけども、まだ節税を語るレベルでないのに知り合いの社長同士で話をして、お前のとこそんな税金払ってんのか。うち半分も払ってねーぞ、とかなんとか。

ー 節税の噂話はあんまり真に受けないでほしい、ということですかね

竹澤広晃 税理士

いいですけど、それは低い次元での話ではないかと思います。あまり利益の出ていない経営者が言う「うち税金なんか払ってないよ」っていう言葉。それを羨ましく感じるのではなくて、税金払ってでも財務的に強くしていって、会社が軌道に乗り体力も備えたときに、じゃあ節税を考えていきましょう、という形でやっていくのがベストだと考えています。

世の中間違った節税情報が横行してますので。そういったことはやめて財務が強くなったタイミングであれば、先ほど言ったとおりいろいろ提案できますので。

「課税の公平化」のために戦っていきたい

ー 税理士になろうと思ったきっかけはなんですか？

竹澤広晃 税理士

父親が税理士だったこともあって、高校生ぐらいからよく税金の使われ方だとか、無駄遣いだとか、そういったニュースに興味を覚えて。それで勉強し始めました。

ー 2010年に開業されてからはどうでしたか？

竹澤広晃 税理士

最初のお客様は勤務時代からのお客様とか、あとは友人関係ですね。大学時代の友人ですとか、当時バイトしてたところの友人ですとか、開業していたり、開業予定の人とかは結構来てくれたりしましたね。とてもありがたかったです。

ー 先生のお人柄もあるんでしょうね。

竹澤広晃 税理士

いや、そんな（笑）。でもよく飲みに行くからっていうのもおかしいですけど、そういった人脈的な面が影響したところはあったかなと。経営者の集まりにもよく顔を出していたので、もともと飲み友達から始まったけどそのあとお客さんになって、とかそういったことも多かったです。

ー 事務所の雰囲気は普段どういった感じですか？

竹澤広晃 税理士

風通しは良いと思っています。あまり堅い感じが好きではないので。本当に何でも自由でいいと思っていて（笑）。たとえば、いつ来ていつ帰ろうが、そういった事はスタッフが仕事の進捗を見ながら自分の裁量で考えてくれれば良いかなと思っていて、ただ労基法の兼ね合いもあって完全裁量性には出来ませんけどある程度は自由にさせてあげれていると思います。

ー よく飲みに行かれるとおっしゃってましたが、ほかにお休みのときは何をされてるんですか？

竹澤広晃 税理士

スキューバダイビングのライセンスを取ったばかりなので、これからやりはじめようかなと考えています。昔からやってみたいと思っていたので。ただ大学卒業してからは勉強と仕事しかずっとしてこれませんでしたからね。勤務時代や開業したての頃は毎日終電かタクシーか、泊まりか、まさにそんな生活でした（笑）。少しずつプライベートな趣味も持ちたいと思っています。

ー 最後に、税理士としての信念ですとか、モットーを教えてください

竹澤広晃 税理士

「課税の公平化」ですかね。今、税務調査でも本当にそうなんですけど、結構税務当局の方がなかなか無茶苦茶なこと言ってくるというか、自分の成績のためにか何か知らないですけど難癖付けて脅してくる。 ある意味、その辺りが厳しいから日本の税務署とか警察とかって普通の役所と比べて機能してるのかなとも思うんですけどね。

本当にキチンと経理をして頑張って納税している会社にも、難癖を付けて法律を無視した理屈を並べてくる。税務当局が課税の公平を壊していると思うときはあります。 そんな暇があるなら無申告者をしっかり探せと。その辺りは毅然と戦っていきたいところですね。