狂乱の渋谷ハロウィーン、若者の熱どう街にいかす? 対策会議スタート
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東京・渋谷の繁華街で、車を横転させるなど大騒ぎになり逮捕者も出た2018年10月のハロウィーン。迷惑な問題行為への対策を話し合う検討会が2月27日、渋谷区で始まった。6月末までに対策をまとめ、次のハロウィーンに備える。
●エネルギーを街のポジティブな力に
渋谷区が人を積極的に呼び込んでいるわけではないが、渋谷区に対して苦情が殺到していた。渋谷区は、区民や外から訪れた人が安心して楽しめる環境を整える必要があると判断。「ハロウィーン検討会」を立ち上げ、具体的な対策について検討を進めることにした。
検討会の冒頭で、長谷部健区長は「渋谷が危ない街だという印象を持たれている方がいることは遺憾に思う。ハロウィーンに対しては様々な評価があるが、エネルギーを街のポジティブなパワーに変えていけたら素晴らしいと思う」とあいさつした。
座長には、東京都副知事や警察庁生活安全局長などを歴任した竹花豊氏(NPO法人おやじ日本理事長)が選ばれた。
竹花氏は、検討会後の取材に「多くの外国人も(ハロウィーンには)来る。日本がどう対応するかを国際的に発信することにもなる」と話した。
冒頭を除いて非公開で行われた検討会では、ハロウィーンで集まる行為そのものを禁じるべきとの意見は出ず、秩序をいかに保ち、交通を乱さないかが重要との意見が出たという。
●車横転、逮捕者も出る大騒ぎ
ハロウィーンの時期は、渋谷駅周辺にコスプレに身をまとった若者が押し寄せ、大量のゴミを残して帰るだけでなく、大声で騒ぐなどの迷惑行為や酒に酔っての痴漢行為もあり問題になっている。2018年10月末の前後には、車を横転させるなどの行為で逮捕者も出た。
















