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競馬界で「持続化給付金」1億円超の不正受給か なぜこんなに起きる?

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競馬界で「持続化給付金」1億円超の不正受給か なぜこんなに起きる?
写真はイメージです(nagi / PIXTA)

日本中央競馬会(JRA)のトレーニングセンターで働く多数の調教助手や厩務員らが、持続化給付金を不正受給した疑いがあることが報じられ、話題になっている。

3月4日のサンスポによると、調教師10人以上がJRAの調査に対して、「受給した」と回答しており、日本調教師会の調査で判明している調教助手や厩務員ら130人以上の不正受給と合わせると、不正受給は競馬会全体で150人、総額1億5000万円を超える可能性が出てきたという。

持続化給付金はコロナの影響で、前年比で事業収入が半減している月があることが受給要件だが、レースの賞金に応じて得られる報酬が減少したことを、コロナの影響で減ったとして申請したとみられるという。

競馬界以外でも、持続化給付金の不正受給は相次いでおり、2月16日のNHKの報道によると、全国で不正受給に関わった509人が摘発されたという。金額は立件された分だけで4億円にのぼる。

持続化給付金の不正受給は大きな問題になっているが、なぜ、不正がこんなに起きてしまうのか。山本邦人税理士に聞いた。

●不正受給が起きてしまう3つのポイント

不正が起きやすい要因として、報道内容から推測する限りでは、以下のような点が考えられます。

(1)コロナ対策ということで、割と申請がしやすい仕組みになっている  
(2)指南役がいる  
(3)バンドワゴン効果  

それぞれ見ていきましょう。

(1)もともと持続化給付金は、売上が前年同月比で50%以上減少している事業者を対象に、簡単な手続きだけでスピーディーに現金を給付するものです。

様々な業種や、副業も含めた個人事業、会社以外の法人など、幅広い事業者を対象としており、自分も対象者であると考える人は増えたことでしょう。

また「売上」という会計基準に基づいて算定された数値を基準としているため、例えば「収入」といった客観的な数値とは異なり、申請者の判断が加わる余地があったことも要因でしょう。

(2)給付金は返済不要の収入であるため、そのうち一部を指南役に払っても申請者にはメリットがあります。また指南役も、比較的成功報酬がもらいやすいです。申請者・指南役双方が利益を得やすいことも要因と考えられるでしょう。

(3)人の心理には、他の人がやっているほど、自分もやりたくなる現象があると言われます。これを「バンドワゴン効果」と言います。不正な申請においても、この効果が後押ししたことが考えられます。

【取材協力税理士】
山本邦人(やまもと・くにと)税理士
監査法人にて経営改善支援業務に従事した後、2005年に独立。中小企業の財務顧問として業務を行う。税金面だけではなく、事業の継続的な発展という全体最適の観点からアドバイスを行う。
事務所名:山本公認会計士事務所
事務所URL:https://www.accg.jp

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