こじはる、運営会社の株式売却で「35億円」ゲット 税金はとんでもない金額に?
税金・お金
元AKB48の小嶋陽菜さん(37)が、自身が代表取締役CCOを務める株式会社「heart relation」の全株式をアパレルEC企業「yutori」に売却して、35億円をゲットしたと話題になっている。株式譲渡実行日は4月30日。
小嶋さんは2024年8月、株式の51%を売却して約17億円を得ており、今回、さらに45.5%を売却することで、18億2000万円を得ることになった。
yutoriは第三者割当による新株発行で、譲渡益額の一部として、5万3600株(発行価格=計1億1663万3600円)の全株式を小嶋に割り当てている。
小嶋さんは2020年1月にheart relationを創業し、6年間で巨額の富を築くことになったことから、ニュースメディアでは、板野友美さんら他のAKB48OGと比較する記事も出ている。
小嶋さんは確定申告でどれくらい納税することになるのだろうか。篠昌義公認会計士・税理士に聞いた。
●株式売却する際の税率
株式の売却においては、株式売却によって得た利益(譲渡益)に対して、所得税15%、住民税5%、復興特別所得税0.315%の合計20.315%の税金が発生します。
そして、株式の譲渡益は、以下の式で計算されます。
譲渡価額―必要経費(取得費+委託手数料等)=譲渡益
●小嶋さんの納税額を推測
今回、yutori社のプレスリリースなどを確認したところ、各数値は以下のように推測されます。
譲渡価額:18億2000万円
取得費:4595万5000円(※)
委託手数料:0円(不明なため0円と仮定)
※必要経費の詳細は公開情報だけでは完全に把握できないものの、小嶋さんがheart relation社の設立時から会社に出資をして株式を保有していたとすると、1億100万円の資本金の45.5%である4595万5000円程度が取得費に該当すると推測されます。
この各数値を数式にあてはめると
18億2000万円-(4595万5000円+0円)=17億7404万5000円
この譲渡益に対して、20.315%の税金が発生しますので、納税額は、
17億7404万5000円×20.315%=3億6039万7241円
となり、約3億6千万円の納税が発生すると推測されます。
●yutori社による新株発行の影響
ちなみに、yutori社の新株発行の影響についても考えてみましょう。
今回、18億2000万円のうち、1億1663万3600円を小嶋さんに割り当てるということですが、これは、税金の計算上は、以下のような取引としてみなされます。
①yutori社は18億2000万円全額を一旦株式譲渡の対価として小嶋さんに渡した。
②小嶋さんは、受け取った金額の一部である1億1663万3600円をyutori社に出資して、yutori社株式を小嶋さんが受け取った
したがって、今回の新株発行(②の取引)は小嶋さんの納税額に影響しません。
あくまでyutori社株を1億1663万3600円で取得した状態という状況です。
当然、小嶋さんがこのyutori社株を今後売却して利益が出た場合にはその譲渡益に対して納税が新たに発生することになります。
【取材協力税理士】
篠 昌義(しの まさよし)公認会計士・税理士
有限責任監査法人トーマツで監査、税理士法人で実務を担当した後、シェアリングテクノロジー株式会社のCFO、代表取締役を歴任。現在は、税理士事務所所長、専門家の相談室を運営するマーケットハック株式会社の代表取締役。
事務所名: 篠昌義税理士事務所
事務所URL:https://www.sodanshitsu.co.jp/















