廃止意見もある「主婦年金」、国民年金の第3号被保険者って何万人いるの?
税金・お金
国民年金は皆保険制度のもとで、全国民が加入するものですが、いわゆる「専業主婦」が加入する「第3号被保険者」の存在を知っていますか。
基本的に「第1号被保険者」が自営業者や学生など、「第2号被保険者」が会社員や公務員(厚生年金の被保険者にもなるケースが大半です)で、「第2号被保険者」に扶養されるのが、「第3号被保険者」です。会社員世帯の専業主婦が典型的なパターンとなります。
特徴としては、保険料の納付が不要であるにもかかわらず、年金はもらうことができるという点です。他の被保険者の保険料で負担する形となっています。ちなみに、同じ専業主婦でも、自営業の妻は第1号被保険者として、保険料を払う必要があります。
それでは、第3号被保険者はどれくらいいるのでしょうか。
●減少傾向が続いている
令和6年度厚生年金保険・国民年金事業の概況によると、2024年度で国民年金の第3号被保険者は641万人です。公的年金の被保険者数全体が6757万人なので、10%弱になります。
ただ、共働き世帯の増加などが影響して、その数自体は減少しています。2020年度には793万人だったので、19%減った形です。もっとさかのぼると、2000年代前半は1100万人いたので、大幅な減少となっています。その分、厚生年金(基本的に国民年金2号)の被保険者が増加しています。
この第3号被保険者をめぐっては、廃止の意見もあがっていて、特に強く主張しているのが連合です。芳野友子会長は2025年2月17日の日本経済新聞のインタビューで「働き控えによるキャリアを十分に生かせなくなる」「ライフスタイルに左右される点も不平等だ」などとして、段階的な廃止を主張しています。
ただ、専業主婦がいる世帯からの反発や、代替する制度をどうするのか、難題がたくさんあります。今後、制度改正がどうなるのか注目されます。















