荒稼ぎ祭りを終えた「マスク転売ヤー」、税金も逃げ切ることは可能なのか? - 税理士ドットコム

税理士の無料紹介サービス24時間受付

05075861865

  1. 税理士ドットコム
  2. 経理・決算
  3. 荒稼ぎ祭りを終えた「マスク転売ヤー」、税金も逃げ切ることは可能なのか?

荒稼ぎ祭りを終えた「マスク転売ヤー」、税金も逃げ切ることは可能なのか?

経理・決算

荒稼ぎ祭りを終えた「マスク転売ヤー」、税金も逃げ切ることは可能なのか?
写真はイメージです(Graphs / PIXTA)

新型コロナウイルスの感染が広がる中、安倍晋三首相が4月1日、1世帯あたり2枚の布マスク(再利用可能)を配布すると表明して、大きな話題になりました。マスクの需要は急激に拡大しており、切迫した問題になっています。

すでに、国民生活安定緊急措置法に基づいて、マスクを購入価格以上で転売することは禁止されています。

ただ、禁止されるまでは、メルカリなどを通じて、高額転売がやりたい放題になっていました。フライデーデジタルでは、定価1000円未満の不織布マスクを1箱6000円で販売して、新型コロナウイルスが流行し始めてから、2000万円を稼いだという中国人女性の話が紹介されていました。

業者による転売も、個人による転売も活発化していましたが、マスク転売は税金の面から、どのような問題があるのでしょうか。佐藤全弘税理士に聞きました。

●生活用動産を譲渡しても、基本的には課税されない

法人が転売する場合、どのような処理になりますか。

「マスクの転売行為すべてが禁止されるわけではありませんが、法人であっても変わりありません。禁止される転売行為とは、①不特定の相手方に対して販売をする者からマスクを購入し、②購入価格(仕入価格)を 超える価格で、③不特定又は多数の者に対して転売する行為 をいいます。

法人の場合の処理は、一般的に売上仕入として処理され、在庫は棚卸資産として計上されることとなるのではないでしょうか」

個人が転売する場合、どんな処理が必要なのでしょうか。

「先ほど説明したように、購入価格以上でのマスクの転売が禁止されましたが、個人がメルカリなどで家具や衣服などの生活用動産を譲渡した場合、基本的に課税されないため、確定申告の必要はありません(貴金属や宝石など1個又は1組の価額が30万円を超えるものは課税されます)」

●継続的に転売の利益を得ていると、確定申告が必要になる場合も

では特に何もしなくてもいいということでしょうか。

「必ずしもそうとは限りません。転売などで継続的に利益を得ていると、雑所得または事業所得として、確定申告が必要となる場合があります。

サラリーマンが副業として得た所得が20万円以下であれば確定申告の必要はありません。この所得とは、売上(収入)に対して経費を引いたものとなります。

また、主婦や学生の場合は年間の所得金額が38万円(令和2年分から48万円)を超えると確定申告が必要となる場合や配偶者控除や扶養控除の対象外となってしまう恐れがあるため注意が必要です。

もし、確定申告の必要があるにもかかわらず申告をしていない場合は、無申告加算税や延滞税などのペナルティが課されます。最近はメルカリなどで個人間売買が比較的簡単になった影響からか、確定申告の必要があるにもかかわらず申告がされていないケースもあるようです。

特に税務署からインターネット取引等についてのお尋ねが届くなど、すこしでも心当たりがある場合は確定申告の必要があるか一度確認してみると良いでしょう」

(税理士ドットコム トピックス)

経理・決算の他のトピックスを見る

新着記事

もっと見る

公式アカウント

その日配信した記事やおすすめなニュースなどを、ツイッターなどでつぶやきます。

協力税理士募集中!

税理士ドットコムはコンテンツの執筆・編集・監修・寄稿などにご協力いただける方を募集しています。

募集概要を見る

ライター募集中!

税理士ドットコムはライターを募集しています。

募集概要を見る

「税理士ドットコム」を名乗る業者にご注意ください!