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つみたてNISAは「クレカ積立」でお得にポイントGET!税理士が教える金融機関の選び方も

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つみたてNISAは「クレカ積立」でお得にポイントGET!税理士が教える金融機関の選び方も
artswai / PIXTA

2024年1月から、従来型よりパワーアップした「新NISA」がいよいよスタートする。

たとえばつみたてNISA(24年からは「つみたて投資枠」に名称変更)であれば、非課税となる上限額が従来年間40万円のところ120万円と大幅拡大。つまり、これまで上限33,333円だった月々の積立金額が、月10万円までになる。

つみたてNISAをさらにおトクに運用できるのが「クレカ積立」だ。クレカ積立とは文字通り、クレジットカード決済で指定した商品を積み立てていく方法のこと。決済金額に対して、クレジットカードで一定のポイント還元が得られ、たまったポイントは投資や買い物などに使える。現金でのつみたてに比べ、プラスアルファのメリットが得られるのが魅力だ。

● 積立金額5万円×還元率1%なら、年6,000ポイントたまる

主なネット証券のクレカ積立の概要は以下のとおり。

<証券会社名/使用できるクレジットカード/ポイント還元率/たまるポイント/クレカ積立の月上限額>

・SBI証券/三井住友カード※/0.5〜5%(三井住友カードの還元率。年会費無料の一般カードは0.5%)/Vポイント ※クレカ積立できるクレジットカードは7種類で、ポイント還元率はカードにより異なる/月5万円

・マネックス証券/マネックスカード/1.1%/マネックスポイント(dポイント、Tポイントなどに交換可能)/月5万円

・auカブコム証券/au PAYカード/1%/Pontaポイント/月5万円

・楽天証券/楽天カード/0.5〜1%(年会費無料の一般カードは0.5%)/楽天ポイント/月5万円(楽天キャッシュ決済併用でプラス5万円※) ※楽天カードでチャージした楽天キャッシュ決済の積立は、月5万円で0.5%還元

たとえば、クレカ積立で月額5万円積み立てて、ポイント還元率が1%の場合、50,000円×12か月×1%=6,000ポイントたまる計算になる。

● 投信の保有残高に応じてポイントがたまるサービスも

さらに各社とも、投資信託の月の保有残高に応じて、ポイントがもらえるサービスを用意している。以下の金融機関は新NISAもその対象となる。

<証券会社名/ポイント付与率>

・SBI証券/月間保有残高の最大0.25%

・マネックス証券/月間保有残高の最大0.08%

・auカブコム証券/月間保有残高の最大0.24%

・楽天証券/残高が指定の金額にはじめて到達したときにポイント付与/月末残高がはじめて10万円…10ポイント、はじめて100万円…100ポイントなど

●NISAは1人1口座のみ。税理士が教える金融機関の選び方

このように、資産運用をしながらポイントが付与されるのは一石二鳥に思えるが、ポイントだけに注目して金融機関を選ぶことに注意点はないのか。ファイナンシャルプランナーの資格を持つ田邊美佳税理士に聞いた。

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「高額のポイント付与はとても魅力的ですが、ポイント還元率だけでなく、以下のような項目も踏まえてご自身にあった金融機関を選んでみて下さい。

1)取扱商品

つみたてNISAの取扱商品の数は金融機関によって異なります。投資をしたい銘柄がある場合には、当たり前ですが、その商品を扱っている金融機関で口座開設をしましょう。

特に銘柄が決まっていない場合でも、取扱商品数が多ければ自分の希望にあった商品を選ぶことが可能になりますので、選択肢を広げたい方は取扱商品数の多い証券会社を利用することをおすすめします。

2)サポートの有無
銘柄の選定や運用状況の確認等を自分で行いたい方には、取扱商品の多いネット証券がおすすめです。

しかし、何の銘柄に投資したらいいのか分からない、誰かに相談しないと不安という方は、担当者に相談のできる銀行や店舗型証券会社の方が良いかもしれません。

3)積立頻度
つみたてNISAでは、金融機関によって毎日、毎週、毎月など、選べる「積立頻度」が異なります。長期間運用を行なう場合、どの頻度を選んでも大きな差はでませんが、毎日投資をした方が若干有利だという結果が出ているようです。

そのため、少しでも利益を確保したいという方は、毎日積立ができる金融機関を選ぶのも一つの手です。

4)積立金額
積立投資において大切なのは、無理のない範囲で、長い期間をかけてコツコツ投資をすることです。臨時支出が生じて途中で売却せざるを得なくなった場合、思ったような運用結果が出ないこともあります。

長期間、運用し続けることを前提に投資金額を設定する必要があるため、最低投資金額が小さい金融機関というのも、選定する上でのポイントになるかもしれません」

●現在のポイント還元率が将来変わる可能性もある

ここまでの田邊税理士による解説は、金融機関選びについてのものだが、現在のポイント還元率は約束されたものではないため、将来変更になる可能性があることも注意しておきたい。

またクレカ積立を選択した場合、積立の頻度が毎月1回しか選べないこと、現時点で毎月の積立可能金額が上限5万円までが一般的である点も確認しておきたい(つみたてNISAの毎月の積立可能金額の上限は10万円)。

いずれにしても、NISAで資産運用しながら、クレジットカードのポイントも得られる点は大きなメリットといえる。これからNISAをはじめようと思っている方は、クレカ積立も選択肢のひとつとして検討してみてもいいだろう。

【取材協力税理士】
田邊美佳(たなべ・みか)税理士
オネスタ税務会計事務所所長。公認会計士・税理士・行政書士・ファイナンシャルプランナー。相続税申告、生前対策業務に特化。国際相続案件にも対応可能。
事務所名 : オネスタ税務会計事務所
事務所URL:https://onesta-tax.com/

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