ガシャポン、キャッシュレス対応で売上6倍! 親は複雑「子どもが永遠に回しちゃう」
税金・お金
おもちゃメーカーの「バンダイ」(東京都台東区)は、SuicaやPASMOなど交通系電子マネーに対応したカプセルトイ自販機「スマートガシャポン」の稼働をこの4月から本格的に始めた。まずJR池袋駅に設置し、5月末までに首都圏の商業施設などにも置く方針だ。
●「LINE Pay」や「PayPay」対応も検討
カプセルトイ販売機は通常、100円玉を数枚入れて回すと、カプセルに入ったおもちゃが出てくる仕組み。長年にわたって子どもたちに人気で、近年では訪日外国人への人気も高い。
この話題について、ネットでは「進化」を喜ぶ声が広がった。ただ、「子どもが永遠に回しちゃう」「100円玉がないからできないという言い訳が通用しなくなる」などと親世代の複雑な反応も出ていた。
バンダイにとっては、キャッシュレスにすることで、小銭がなくてもより気軽に買ってもらえる可能性がある。さらに、これまでは目視で確認していた商品の販売データを、交通系電子マネーに対応することで電子的に遠隔地から確認できることがメリットだという。
スマートガシャポンは1月から、試験的にJR池袋駅に置いていた。利用者に好評で、いつもの6倍ほどの売り上げを記録。トラブルもなく運用できたため、4月から本格稼働へと切り替えた。
バンダイ広報は「世の中的にキャッシュレスを進めていく動きがあり、私たちも対応していきたいと思っています」と話す。今後、「LINE Pay」や「PayPay」などに対応することも検討している。
スマートガシャポンは、交通系電子マネーの読み取り機(1面)と商品販売機(5面)で1セットとなっている。バンダイは5月末までに50セットを首都圏各地で稼働させ、その後も順次拡大していく予定。
一方、従来型の小銭を使うタイプのものは、電源がいらないなどのメリットもあることから併用していくという。
(税理士ドットコム トピックス)















