【税理士が語る!】創業計画書の創業動機ってどうやって伝えればいいの?(飲食店向け)

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【税理士が語る!】創業計画書の創業動機ってどうやって伝えればいいの?(飲食店向け)

著者: 大野 晃 税理士

飲食店を開業したいと考えているみなさん、自己資金が少なくて断念、、、なんて方も多いのではないでしょうか。このコンテンツではそんな方々のために、賢く融資を得るためのコツを伝授したいと思います。

今日はまず第一回として、創業計画書の「創業動機」について学んでいきましょう。

目次

なぜ「創業動機」が大事なのか

創業動機なんて形式上のもので審査のポイントにはならないのでは?そう思いますよね。

でも実は数値計画などよりも大事になることもあるのです。数値計画はあくまでも予測、でも創業動機は予測ではなく創業者のやる気や情熱、論理性や適応力など現実的な力がみえてくるからです。

就職の面接を思い浮かべてください。どれだけ頭が良くても志望動機が曖昧では受かりませんよね。それと同じで融資を受けるためには経営者のやる気や情熱などを反映した明確な創業動機が必要なのです。

さて、それでは具体的なポイントについて学んでいきましょう。

ポイント①なぜ今なのか

まず第一に「なぜ今のタイミングで飲食店を開業するのか」を明確にすることです。これは日本政策金融公庫の担当者から聞いた鉄板の情報ですので必ず明確な回答を用意しておきましょう。

来年ではだめなのか、なぜ今なのか、これに答えられないということは「行き当たりばったりで計画性がない」と公庫の担当者に思われても仕方ありません。

ポイント②今までの経験とマッチするか

二つ目のポイントは創業動機に「今までの経験を活かして開業する」ということを盛り込むことです。

これについては当然ご自身で決めることだと思いますが、審査の観点から考えるとやはり「イタリアンで修業をつんでいて、今までの経験を活かしてイタリアンを開業」という流れのほうが成功しやすいと捉えられるのは当然です。

とはいえこれから開業しようとする方々は「新しいことにチャレンジしたい」「イノベーションを起こしたい」という発想の方々ばかりだと思います。そのような考えが悪いとまでは言いませんが、まずは融資を得なければ開業すらままならないのも事実。新しいことにチャレンジする気持ちは少し抑えて業態を決めたほうが良いかもしれません。

だからと言って何もその気持ちを諦める必要もなく、本当にやりたいことは2店舗目以降の余裕があるときにやれば良いのです。

ポイント③場所は適切か

三つ目のポイントはズバリ「正しい場所を選んでいるか」です。

飲食店は場所が大きな影響を及ぼします。そのため公庫の担当者も場所については疑問を持ちやすいです。なぜ営業場所をここに決めたのか、整理しておきましょう。

駅から近い、繁華街の中、コンセプトにあっている、予算にあっている、競合が少ない、などなど場所には様々な要素があります。その①で学んだ「なぜ今なのか」とも絡めて「理想の物件がみつかったから」という回答も良いかと思います。

もちろん、何が理想なのか、ということを明確にしておくことも忘れないでください。

おわりに

融資を受けるためには創業動機を疎かにしてはいけません。貸す側の気持ちにもなってみてください。創業動機が曖昧で、何をしたいのかわからない人にお金は貸せませんよね。

創業動機がしっかりしていれば、自然と情熱や計画性も伝わるものです。融資を得るためにもまずは創業動機をもう一度見直してみましょう。

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