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1.5倍の「増税」があってもまだ安い?「軽自動車の税金」はどうなっているか

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1.5倍の「増税」があってもまだ安い?「軽自動車の税金」はどうなっているか
写真はイメージ

燃費がよくて販売価格が手頃、税金も普通自動車と比べて安いことから人気を集める軽自動車。2014年度でみると、国内で販売された新車トップ10のうち、軽自動車が7車種を占める。国内の新車販売全体に軽自動車が占める比率は41%で、初めて4割を超えた。

そんな絶好調の軽自動車だが、今年度から「軽自動車税」が上がったという。税負担の軽さが人気の要因の一つだっただけに、増税をきっかけに買い控えや保有の見直しが起きるという声もある。

所有者の負担はどれくらい増えたのだろうか。野口五丈税理士に聞いた。

●7200円から1万800円に

「軽自動車税とは、軽自動車とオートバイ、原動機付自転車等にかかる税金のことです。毎年、4月1日時点の所有者に課せられ、市町村の税収となります。

2015年3月末までは、軽自動車の年税額は7200円でした。

これが、2015年4月1日以降に新車登録された自家用の軽自動車については、1万800円へ大幅に増額されました。3600円の増税になります。既存の車両は、増税対象ではありません」

野口税理士はこのように述べる。1.5倍の増税だが、どんな理由があるのだろうか。

「最近は軽自動車と普通車の性能差が縮まっています。それなのに、軽自動車の税金が低いままなのはおかしいという声がありました。軽自動車税の増税で、その是正を図るのが狙いです」

一気に1.5倍に増額されたわけだが、それでも軽自動車は「お得」なのだろうか。

「普通自動車と比べてみましょう。普通自動車にかかる自動車税は、排気量によって分かれていて、2万9500円から11万1000円とかなり幅があります。たとえば、1500ccの普通自動車だと、3万4500円の税金がかかります。

軽自動車税が高くなったとはいえ、普通自動車に比べると、まだかなり差があるといえるでしょう。

また、軽自動車税は自家用以外も増税となります。自家用貨物車は5000円、営業用乗用車は6900円、営業用貨物車は3800円と、それぞれ1.25倍の増税となります。

なお、二輪車については、50㏄以下のバイクは2000円、250㏄超の二輪車は6000円に増税になりました」

【取材協力税理士】

野口 五丈(のぐち いつたけ)税理士

ご紹介文:スタートアップ・ベンチャー企業の支援に特化した会計事務所。会社と共に成長することをモットーとし、節税だけでなく、クラウド会計支援やベンチャーキャピタルからの資金調達、補助金申請支援(創業補助金、ものづくり補助金)を強みとする。支援実績多数。

事務所名:野口五丈公認会計士事務所

事務所URL: http://itsutake.com/

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