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東京都がSMS納税催告スタート 「詐欺に引っかかる人が増える」と懸念も、都の言い分は?

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東京都がSMS納税催告スタート 「詐欺に引っかかる人が増える」と懸念も、都の言い分は?
写真はイメージです(momo / PIXTA)

「都税事務所です。お約束の期日が近づきましたのでお知らせします」。

東京都主税局は、こうしたメッセージを都税の未納者に対し、携帯電話のSMS(ショートメッセージサービス)を使って送る取り組みを始めた。

これまでの納税催告は、電話や郵送、訪問によりおこなってきたが、新たにSMSも活用することにした。仕事などで忙しくて日中の電話に出られなかったり、「他の郵便物に紛れていてわからなかった」と開封せずに処分したりする未納者への対応を強化するためだ。

ただ、今回の取り組みについて、ネットでは「詐欺を助長しかねない」などと懸念の声が沸き起こっている。

●「詐欺を助長する。SMSだと簡単に区別がつかない」

Twitterで見られる反応は主に、以下のようなものだ。心配する声が目立つ。

・「金払えなんてメッセージがSMSで来たら真っ先に詐欺を疑うのは当然で、都の感覚のズレっぷりが酷い」
・「詐欺に引っかかる人が増える可能性を高めてでも徴収したいの…」
・「詐欺を助長するね。SMSだと簡単に区別がつかないから混乱させるだけになりそう 」
・「ただでさえ、役所を騙った特殊詐欺の電話が相次いでるってのに、さらに手口を増やしてあげるのか」

●東京都「振込やATMの操作は求めない」

東京都主税局でも、SMSを使った詐欺が起こることを警戒している。そのため、送るメッセージのなかにURLをつけず、送り元として表示される電話番号は都税事務所の代表番号にするなどの対応をとった。

さらに、次の3点について、SMSでお願いすることはないと都HPなどで強調している。

(1)銀行口座への振込やATMの操作を求めること
(2)通帳やキャッシュカードを預けるようお願いすること
(3)個人情報をSMSで送信したり、SMSでお聞きすること

ネットなどで出ている懸念についてどう考えるか。東京都主税局の徴収指導課長は取材に対し、次のように話した。

「SMSを悪いように使う人はどうしても世の中にいる。そのため、専門業者と協力し、都税事務所が発信元になっていることを表示させ、URLも入れないよう工夫をした。詐欺のメッセージとの見分けはつくと考えている。

それでも、詐欺に引っかからないよう注意喚起は続けないといけないと認識している。電話や郵便、訪問という手段を用いても未納であることが認識してもらえなかった未納者に対し、携帯電話を通じて直接メッセージを届ける手法は有効だと考えている」

●SMSメッセージ、第1弾として9人に送信済み

メッセージは取り組み発表の翌日(6月26日)、第1弾として9人の未納者に送信した。その後、都税事務所に対して折り返しの電話相談が入るなど、一定の成果はみられたという。

東京都主税局の工夫が功を奏し、未納者が減り詐欺被害も生まれないか、それとも詐欺グループがこのSMSを悪用しだまされる人が出てしまうのかーー。SMSで届く納税催告のメッセージに対し、未納者は慌てず、慎重に文面を読んでから対応したほうがよさそうだ。

(税理士ドットコム トピックス)

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