峯岸みなみさん「年収がいくらか何もわからない」、他人任せで失ってしまうもの
税金・お金

AKB48の1期生ラストとなる卒業コンサートを5月22日に開催した峯岸みなみさん(28)。5月6日放送のフジテレビ系「ダウンタウンDX」に出演した際、今でも収入を母親が管理していることを明らかにして、話題になった。
峯岸さんは、自身の性格が「無頓着」だと話題になった際に、「13歳でAKBに入って、28歳までこうきちゃって。自分がどんな仕事でいくらもらっているとか、年収がいくらかも知らない」と語った。
今後は、「ちゃんと考える」とのことだが、「大人のお金の基礎」として、収入の管理を完全に他人任せにすると、何がわからなくなってしまうのだろうか。佐藤全弘税理士に聞いた。
●個人事業主の場合、利益がわかりにくくなってしまう
管理を他人任せにすると、何が問題になるのか。
「当然ですが自分の年収はもちろん、収入から引かれているものがあってもわかりません。
会社員であれば給与から所得税に住民税、健康保険などの社会保険料が引かれていますが、原則、年末調整で納税は完結するので特に問題はないかもしれません。
一方、個人事業主の場合は、収入を売上としてそこから経費を差し引いた利益に対して課税されるわけですが、事業用と生活用の銀行口座が一緒だと仕事の経費とプライベートの支出が入り交じり利益がどのくらいあるのかがわかりづらくなってしまいます。
また、税金についての意識も薄くなってしまうのではないでしょうか。
なお、個人事業主となるホステスや外交員等の収入は、あらかじめ所得税が引かれている場合があるので、支出した経費を計算して確定申告をすると所得税が還付となることがあります」
●銀行口座を使い分けるなど、お金の流れをわかりやすく
何を心がけるといいのか。
「お金の管理が苦手な人は、お金の流れをわかりやすくすることが大切です。一般的に良く言われるのが、銀行口座を使い分ける方法です。
例えば、銀行口座を生活費用、貯蓄用、予備費用などと使い分けることによって、毎月の収支をきちんと把握できるのが良いです。
管理する銀行口座が多くなりすぎると大変ですが、事業用についても区別することでお金の流れが明確になります」
【取材協力税理士】
佐藤 全弘(さとう・まさひろ)税理士
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事務所名 : 佐藤全弘税理士事務所
事務所URL:http://satouzeirishi.com/