タンス預金が100兆円を突破、こっそり相続を狙っても…国税は何をみてる? - 税理士ドットコム

税理士の無料紹介サービス24時間受付

05075861865

  1. 税理士ドットコム
  2. 相続税
  3. タンス預金が100兆円を突破、こっそり相続を狙っても…国税は何をみてる?

タンス預金が100兆円を突破、こっそり相続を狙っても…国税は何をみてる?

相続税

タンス預金が100兆円を突破、こっそり相続を狙っても…国税は何をみてる?
100兆円を突破(天空のジュピター / PIXTA)

日本人のタンス預金が初めて100兆円を突破した。日本銀行が3月17日に発表した資金循環統計(速報、2020年第4四半期)で、そんな驚きの実態が明らかになった。

資金循環統計(速報)によれば、2020年12月末時点で個人が保有する現金は、101兆円。預金を含めると1056兆円にのぼるという。読売新聞(3月17日)は「高齢者を中心に、自宅で現金を保管するタンス預金を増やす傾向が強まっている」と報じた。

実感のない人も多い数字だが、日本のあちらこちらで眠る100兆円。これを相続する人が知っておくべき税知識はあるのか。七島悠介税理士に聞いた。

●どんなペナルティーがある?

ーー本来であれば、申告すべきタンス預金。これをこっそり相続しようとする人もいるかもしれません。

タンス預金を隠して相続税逃れをした場合のリスクは、多額のペナルティが課税される(本税の10~40%程度)ことが挙げられます。

税務調査でタンス預金の財産計上漏れを指摘されると、タンス預金分の相続税の増加に限らず、付随して延滞税や過少申告加算税、悪質な場合は重加算税の対象になるなど、税の10~40%程度が加算されます。

また、別のリスクとして、相続人間のトラブルの元にもなります。

無事、相続人間で話し合いがまとまり、遺産分割がすべて完了したと思っていてもタンス預金が見つかれば再度話し合いが必要となる可能性があります。

場合によってはタンス預金を特定の相続人(同居人など)がすでに消費してしまっている場合なども見受けられます。その相続人に対する不信感や不公平感にもつながり、親族関係が悪化することになるでしょう。

●税務署になぜバレる?

ーーでは、なぜ税務署はタンス預金があることを把握できるのでしょうか

税務署は事前に確定申告書や源泉徴収票からその被相続人の収入状況や財産状況をデータベース化しており、どのくらい財産があるかを推測しております。

推測される金融資産に対して財産が少なすぎる場合には「もしかしたら別に財産を隠しているのではないか」といった推測がされ、それをきっかけに税務調査につながりタンス預金があることが明らかになることが多いです。

相続開始後の生活資金への備えとして預金を引き出し、手元に保管されることもあるかと思いますが、多額のタンス預金を有することは上記のようなリスクを抱えています。

正しい知識を持って適切に相続に臨みたいものです。

【取材協力税理士】
七島 悠介(ななしま・ゆうすけ)税理士
税理士法人アイユーコンサルティング 社員税理士 営業統括。アイユーコンサルティンググループの営業統括として、1人でも多くの方々の資産承継、事業承継問題を解決するために、相続・承継のスペシャリストとして活躍中。
事務所名 :税理士法人アイユーコンサルティング
事務所URL:https://www.taxlawyer328.jp/

相続税の他のトピックスを見る

新着記事

もっと見る

公式アカウント

その日配信した記事やおすすめなニュースなどを、ツイッターなどでつぶやきます。

協力税理士募集中!

税理士ドットコムはコンテンツの執筆・編集・監修・寄稿などにご協力いただける方を募集しています。

募集概要を見る

ライター募集中!

税理士ドットコムはライターを募集しています。

募集概要を見る

「税理士ドットコム」を名乗る業者にご注意ください!