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スタバの軽減税率が心配 「テイクアウトで」と言ったのに…しれっと座る人はいない?

スタバの軽減税率が心配 「テイクアウトで」と言ったのに…しれっと座る人はいない?
東京都内のスタバ店舗(2019年6月24日、税理士ドットコム撮影)

スターバックスコーヒージャパンが10月から、税率8%のテイクアウト(持ち帰り)と税率10%のイートイン(店内飲食)を、それぞれ別の税込み価格で販売します。

これまでと同じように、価格表示は、税抜きの本体価格を掲げるということです。共同通信によると、店頭で販売スタッフがテイクアウトかイートインかを尋ね、その後にどちらの税率を適用するか決める予定です。

たとえば、利用客が「テイクアウトでお願いします」と一旦答え、税率8%の商品をもらったのに、気が変わるなどしてイートインをされたらどうするのでしょうか。確信犯的にそうした行為をする利用客が出てもおかしくありません。

軽減税率の導入に伴い、スタバ店内で起こりうる心配なことなどを安藤由紀税理士に聞きました(スタバだけの問題ではないですが、スタバを舞台に考えます)。

●利用客の良識にかかっている

ーーテイクアウトの税率8%、イートインの税率10%をめぐって飲食店一般で起こりうるミスや混乱について教えてください

軽減税率が導入されると、テイクアウトとイートインが混在する飲食店は、たいへん面倒になります。毎回必ず、利用客にテイクアウトとイートインのどちらなのかを意思確認してレジを打たないといけません。

また、導入当初は、利用客もどちらの税率が適用されるか不明なこともあり、都度説明が必要となるでしょう。

ーー特に、スタバではどんな問題が起こりえますか

テイクアウトかイートインかは、商品を提供するタイミングで判定します。スタバの場合はレジ会計のタイミングです。そのため、レジで会計が済んだあとに、テイクアウトとイートインを変更することになった場合がややこしいですね。

店側には、軽減税率を適用した商品提供後の行動まで見張る義務はないため、店側はあえてそこに労力をかけて差額徴収を試みるまでの手間はかけないのではないでしょうか。

テイクアウトと言っておきながら、しれっと席についているような人はいないと信じたいですが、ここは利用客の良識にかかっていますよね。

店内が広かったり、2フロアーにわかれていたりすると、店員の視線もあまり気にならないでしょうから、しれっと座る人が出てくることはさらに懸念されそうです。

●軽減税率の線引き、どうやっても不公平感は残る

ーーさらに、イートインからテイクアウトにやっぱり変更したいと利用客が言い出すこともありますよね

はい。イートインから、テイクアウトに変更したい利用客の希望に対応するかは店側の判断ですが、レジの入力をやり直すとなると、店には負担になります。いま以上のレジの混雑にもつながりそうです。

ーー軽減税率制度は一般の人にとって、どんなメリットデメリットがあると考えますか

生活に必須の飲食料品に軽減税率が適用されるのはメリットです。ただし、対象品目の線引きは難しく、どうやっても不公平感は残るでしょう。また、複数の税率が混在することで、価格表示がわかりづらいという日常的なデメリットも起こります。

事務負担が増える事業者のことを考えると、軽減税率は、なかなかやっかいな「新キャラ」です。

【取材協力税理士】
安藤 由紀(あんどう・ゆき)税理士
大学卒業後、銀行勤務を経て2008年に税理士登録(簿記、財務諸表論、法人税法、所得税法、相続税法の5科目合格)。大学講師、セミナー、執筆など業務は幅広い。経理初心者向けのわかりやすい解説に定評あり。(ブログ : https://ameblo.jp/ando-tax/ Twitter :@andoyuki_
事務所名:安藤由紀税理士事務所
事務所URL:http://www.ando.jdlibex.jp/index.html

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