ダウンタウン、長者番付ジャックの「栄光」が話題 年収はとんでもない金額に
所得税

ダウンタウンの納税額はなんと2億円超えで芸能界の1位と2位。
4月14日に放送されたTBS系「水曜日のダウンタウン」で、20年以上前のダウンタウンの納税額が取り上げられ、話題となりました。
番組によると、2人はかつて存在した高額納税者公示制度をもとにした、芸能人の長者番付に、1993年から、制度が廃止される2004年までの12年間、コンビで名を連ねていました。
ピーク時には、松本人志さんは、1995年に2億6340万円で1位、96年も2億6274万円で2位でした。浜田雅功さんも、1995年に2億3641万円で2位、96年には2億6661万円で1位にランクインしています。
ツイッターでは「納税ランクのダウンタウン、コンビですごいな」、「ダウンタウン異次元すぎ」、「さすが高額納税者ダウンタウン」などと驚きの声があがっています。
ダウンタウンの若き日の年収はいくらになると推定されるのでしょうか。蝦名和広税理士に聞きました。
●確かにダウンタウンの年収はすさまじいけど・・・
日本では、1947年から2005年まで「高額納税者公示制度」が導入されていました。
制度の目的は、「高額納税者を公示することにより、第三者のチェックによる脱税けん制効果を狙う」ことでした。
しかし、住所・氏名などを記載した高額納税者名簿は市販されており、図書館などでも閲覧可能となっていたため、セールスマンからの勧誘・寄付の強要・本人やその親族が身代金目的の誘拐など犯罪の対象になる恐れもあり廃止されました。
1995年には、「高額納税者公示制度」があったため、これを基にプロ野球選手や芸能人の納税額をランキングにした長者番付が発表されていました。
これによる当時のダウンタウンの推定年収は、松本さんが7億6千万円、浜田さんが6億8千万円位と思われまずが、節税の仕方によって年収はもっと高いかもしれません。
しかし、不思議なことに私たちがよく知っている超有名人の大御所芸能人などがこのランキングに入っていなかったりしていました。
これは、一般的には彼らが個人事業主として収入を受け取るのではなく、自ら又は家族が設立したマネジメント会社(あるいは資産管理会社)で仕事を契約して収入を得て、そこから役員報酬などにより受け取ることで大幅に節税しているためだと言われます。
マネジメント会社の設立や設立後の節税対策について知りたい方、お困りの方はお気軽に税理士に相談してください。
【取材協力税理士】
蝦名 和広(えびな かずひろ)税理士
プロフィール:特定社会保険労務士・海事代理士・行政書士。北海学園大学経済学部卒業。札幌市西区で開業、税務、労務、新設法人支援まで、幅広くクライアントをサポート。趣味はジョギング、一児のパパ。
事務所名 : Aimパートナーズ総合会計事務所
事務所URL: https://office-ebina.com