初心者でもスグ理解!貸借対照表・損益計算書とは何か?

「貸借対照表」や「損益計算書」は財務諸表のひとつで、事業を行う上では必ず必要になります。このページでは、会計初心者向けに損益計算書・貸借対照表とは何か、その作り方のおおまかな流れを解説します。
目次
財務諸表とは
企業は、利害関係者に対して経営成績や財務状況を明らかにする必要がありますが、そのために作られる書類を「財務諸表」と呼びます。
損益計算書と貸借対照表はこの財務諸表に含まれます。日本の会計基準では、主な財務諸表は以下の4つです。
- 貸借対照表:ある時点での財務状況を表すもの
- 損益計算書:一定期間における経営成績を表すもの
- キャッシュ・フロー計算書:一定期間における資金の増減を表すもの
- 株主資本等変動計算書:純資産の変動状況を表すもの
損益計算書とは
損益計算書は「P/L(Profit and Loss Statement)」とも呼ばれ、「一定期間における経営成績(収益から費用を引いた利益)」を表します。
子どもの頃につけた「お小遣い帳」のような書類ですのでイメージしやすいと思います。
「月1,000円のお小遣いを貰った」というのは、収益です。「お菓子に200円使った」というのは費用で、「1年間色々あり、最終的にはプラスマイナスゼロだった」というのが利益です。
貸借対照表とは
貸借対照表は「B/S(Balance Sheet)」とも呼ばれ、「ある時点における財務(資産、負債、純資産)状況」を表します。
「お小遣い帳」のような私生活で例えれば、「自己資金ゼロの人がローンで1,000万円の家を買う」ことを想像してください。その人は家という1,000万円の資産を持っていますが、ローンなのでその1,000万円は丸々負債であり、自己資金ゼロなので純資産は0円となります。
損益計算書と貸借対照表の作り方
損益計算書と貸借対照表をつくるためには、以下のステップを経る必要があります。
- 取引
- 仕訳
- 勘定
- 試算表
- 損益計算書・貸借対照表
それぞれのステップごとにみていきましょう。
取引
まずは、「会社のお金が動くイベント」が起こります。例えば、取引先を接待して、現金で20,000円を支払ったとします(以後、「ケースA」と呼びます)。
仕訳
どのようにお金が動いたかを、勘定科目と金額で表現します。ケースAを仕訳する場合、「『交際接待費』という経費が2万円増えて、『現金』という資産が2万円減った」と表します。
勘定
勘定科目ごとに取引をまとめます。ケースAを含めて、勘定科目に交際接待費が含まれる取引を集めます。
試算表
勘定を集計します。ケースAと同様の取引が年間に10回あれば、交際接待費は20万円となります。
損益計算書・貸借対照表
集計した数値を損益計算書のフォーマットに転記します。以下の損益計算書例をみていただくと、交際接待費は、「販売および一般管理費」の中の「一般管理費」の中の一分野であることが分かります。

なお「現金」は「資産」の中の一分野ですが、上記損益計算書には「資産」の文字がありません。「資産」は貸借対照表にかくからです。
「収益と費用は損益計算書に転記し、資産と負債と純資産は貸借対照表に転記する」と覚えてください。
貸借対照表の例は以下の通りです。

おわりに
損益計算書・貸借対照表の意義、作り方をお分かりいただけたでしょうか。
なお、会計ソフトを使用して記帳すれば、損益計算書・貸借対照表はかんたんに作成することができます。もちろん「仕訳もしたくない」という人は税理士にお任せすることも可能です。
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