大学生が会計を学ぶ意義は?「ややこしくて苦痛」「社会人になってからでいいや」 - 税金やお金などの身近な話題をわかりやすく解説 - 税理士ドットコム

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大学生が会計を学ぶ意義は?「ややこしくて苦痛」「社会人になってからでいいや」

大学生が会計を学ぶ意義は?「ややこしくて苦痛」「社会人になってからでいいや」

「会計ってややこしくて、今ひとつ魅力を感じないんですよね。もし就職して必要になったらその時やればいいや、って思います」。都内の大学の経営学部に通うショウタさんは、授業を通じて経営や商学系の科目を学ぶ中でも、会計の授業が特に苦痛に感じるそうです。

もちろん、企業の経営分析をするために必要な知識であることはわかっていますが、様々な会計のルールや仕組みを学ぶこと自体に面白みを感じないので、就職して必要になったらその時にやれば十分だと思っています。

大学生が会計の知識を学ぶことにどんな意味があるのでしょうか。知っておいたら、どんなメリットがあるのでしょうか。久乗哲税理士に聞きました。

●社会人生活において大きなアドバンテージに

まず、最初に理解していただきたいのは、簿記と会計は似て非なるものだと言うことです。極論をすると、会計とは財務諸表を作成することをいいます。

財務諸表とは、貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書のことを言います。これらの財務諸表を作る上で必要なツールが簿記と言うことになります。したがって、簿記の知識があるから会計がわかると言うことでもありませんし、簿記の知識がなければ会計がわからないと言うことでもありません。

大学生といえば、就職活動があると思います。自分が勤めようとする会社はどんな会社なのかについて、会計は一定の答えを出してくれます。

企業が営利活動をする上で、絶対に必要なものはお金と言うことになります。活動する上で必要なお金をどうやって調達しているのかということは、負債の部と資本の部に表示されています。

そして、調達したお金がどう運用されているかが損益計算書ということになります。その企業の儲けのメカニズムが表示されています。そして、待機資産であったり、運用資産であったりが貸借対照表の資産の部に表示されるわけです。すなわち会計を勉強すると言うことは、その企業の状況を理解するということにもつながります。

また、会計を学ぶと、その延長線上では、それらの企業の比較が可能になります。そして、会計を学べば、その会社の問題点も見えてきます。

自分が勤めようとしている企業の儲けのメカニズムや、財産の状況、問題点などを理解しているということは、その人の社会人人生において大きなアドバンテージになると思われます。

そういった意味でも、大学生が会計を学ぶ意味は大きいと思います。

【取材協力税理士】

久乗 哲 (くのり・さとし)税理士

税理士法人りたっくす代表社員。税理士。立命館大学院政策科学研究科非常勤講師、立命館大学院経済学研究科客員教授、神戸大学経営学部非常勤講師、立命館大学法学部非常勤講師、大阪経済大学経済学部非常勤講師を経て、立命館大学映像学部、経営学部、法学研究科非常勤講師。第25回日税研究賞入選。主な著書に『新版検証納税者勝訴の判決』(共著)等がある。

事務所名 :税理士法人りたっくす

事務所URL:http://rita-x.tkcnf.com/

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