海外駐在員の海外から、日本への送金への税について
日本企業駐在員として15年以上アメリカに駐在ししています。給料はアメリカでドル建てでもらっており、アメリカで貯金しています。将来帰国する際、日本にこれら預貯金を送金することになりますが、日本に送金した際、ドルを円転した際に為替差益について税金がかかると聞きました。アメリカではしっかり納税しています。日本に送金した場合に当然ドルを円に変えなくてはいけませんが、本当にその際に為替益に対して日本で税金がかるのでしょうか?アメリカでの預貯金は10年以上にわたっており、為替の計算はいつの時点のもの用いるかも特定できません。
恐れ入りますが、ご説明をお願いいたします。
税理士の回答
安島秀樹
日本に来る直前に、1回、その資産を売って、同じ資産に買い替えすれば、その時点で評価額がそのときのレートに直ります。普通預金100万円相当→普通預金100万円相当。金融資産については、実際に売り買いしなくても、日本転入時のレートで評価しておけばいいようにおもいます。不動産は厳しくやられるみたいです。売って買いなおしたことにしてというのはだめみたいです。
早速のご回答ありがとうございます。
内容が少しわかりにくかったので、前提を下記します。
前提
①送金する資産は給与からの金融資産で米国銀行の定期預金のみ(不動産売買は無し)
②アメリカでの給与はドル建ててもらっている(円から換算してドル給与をもらっていない)。
③アメリカで所得税をしっかり支払っている。
問題は為替益と思いますが、下記の場合の日本での課税の可否をアドバイスお願い致します。
ケース①アメリカでドルを円に換えて円を日本に送金した場合
ケース②アメリカからドルを送金し、日本でドルから円に換えた場合
また、日本帰国後に住民票を得てからアメリカから送金する場合と、日本帰国前(日本では非居住者)にアメリカから日本に送金する場合で、課税可否が異なってくるのでしょうか。合わせアドバイスをお願い致します。
安島秀樹
非居住者から居住者になったとき(たぶん帰国したとき)、外貨資産の円評価は資産を取得したときのレートで換算します。だから、為替差益をさけたいのであれば帰国前に全部売り払って円にしておくのがいいとおもいます。帰国前は非居住者なので為替差益はでません。
ご回答ありがとうございます。
いずれにしましても、アメリカにいる間、つまり非居住者の時に日本への送金を済ませ、ドルから円に変えておけば問題ないと言う事ですね。
安島秀樹
はい、それでいいとおもいます。
本投稿は、2025年11月18日 04時13分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。






