仮想通貨の計算について
下記の場合の移動平均法、総平均法の計算が合っているか、
教えて頂けると助かります。
①2017年 1BTCが30万の時に、10BTCを300万で購入
②2025年2月1日 1BTCを300万で購入
③2025年4月1日 1BTCが650万の時に、2BTCを1300万で売却
④2025年5月1日 1BTCが600万の時に、ステーキング報酬で1BTCを取得
⑤2025年11月1日 1BTCが700万の時に、8BTCを5600万で売却
【1】移動平均法で計算
②「600万÷11BTC」で、購入単価は 545,455円
③「1300万ー545455×2」で、利益は 11,909,090円
④「600万 + 545455×9」÷ 10BTC で、購入単価は 1,090,910円
⑤「5600万 ー 8BTC × 1,090,910円」で、利益は 47,272,720円
課税対象となる利益は
「③ 11,909,090円 + ⑤ 47,272,720円 」で、59,181,810円 。
【2】総平均法で計算
2025年取得BTC数は「②1BTC + ④1BTC」で、合計 2 BTC に
前年繰り越しBTC数の①10BTC を加えた 12 BTC
2025年BTC取得額は「② 300万 + ④ 600万」で、合計 900万に
前年繰り越しBTC取得額の①300万を加えた 1200万
2025年末時点の購入単価は「1200万 ÷ 12BTC 」で 100万
2025年の課税対象となる利益は「③1300万 + ⑤5600万」で6900万、
2025年取得BTC数は「③2BTC + ⑤8BTC」で10BTC、
「6900万 ー 10BTC ×100万」で、5900万。
お手数をお掛けしますが、よろしくお願い申し上げます。
税理士の回答
良波嘉男
結論
相談者様の計算は、
移動平均法:誤り
総平均法:考え方は概ね合っているが、数値が一部誤り
です。
特に ②の取得単価の出し方、④ステーキング報酬の扱い、移動平均法の再計算ロジック に致命的なズレがあります。
以下、考え方だけを簡潔に整理します。
① 大前提
仮想通貨の取得価額は移動平均法 または総平均法
のいずれかを選択(※年途中変更不可)。
ステーキング報酬は取得時の時価で取得(雑所得の収入計上)+その金額が取得価額になります(国税庁「仮想通貨に関する所得の計算方法」)。
【1】移動平均法
① 2017年
10BTC / 300万円
→ 単価:30万円
② 2025/2/1
1BTC / 300万円
この時点の保有
数量:11BTC
取得総額:600万円
→ 単価:約54.5万円
※ここまではOK
③ 2025/4/1(2BTC売却)
売却額:1,300万円
原価:54.545万円 × 2 = 約109万円
利益:約 1,191万円
※ここも概ねOK(端数処理注意)
売却後残高
BTC:9BTC
原価総額:約491万円
④ 2025/5/1 ステーキング報酬
1BTC × 時価600万円
600万円を雑所得で収入計上
新しい取得価額に加算
新保有
数量:10BTC
原価総額:約1,091万円
→ 新単価:約 109万円
※ここもロジック自体はOK
⑤ 2025/11/1(8BTC売却)
売却額:5,600万円
原価:109万円 × 8 = 約872万円
利益:約 4,728万円
移動平均法・最終利益約1,191万円 + 約4,728万円=約5,919万円
計算結果はほぼ合っていますが、説明ロジックが気になります。
(税務調査では数式の書き方も見られます)
【2】総平均法
問題点
2025年取得額の考え方がズレています
ステーキング報酬は「取得額900万」ではなく
前年分含めた総取得額に加算
正しくは
総BTC数:10(繰越)+1(購入)+1(報酬)= 12BTC
総取得額:300万(繰越)+300万(購入)+600万(報酬)= 1,200万円
平均単価:1,200万 ÷ 12BTC = 100万円
売却
売却数量:10BTC
売却額:6,900万円
原価:10BTC × 100万円 = 1,000万円
利益:5,900万円
総平均法の最終利益は 5,900万円で正しい
回答は以上となります。
御礼が遅くなりすみません。
丁寧に解説頂き有り難うございました。
とても助かりました。
本投稿は、2025年12月30日 06時25分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。







