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仮想通貨 : 贈与の利確タイミングについて

こんにちは。
仮想通貨で家族への贈与を考えています。

その際、①贈与した側は贈与時の時価で利確になるのか、②贈与した側は利確にならず、贈与された側に取得時原価と共に引き継ぐのか、教えていただけないでしょうか。

ネット上でも①②両方の記事があり、判断できずに困っています。よろしくお願いします。

税理士の回答

贈与を仮想通貨で行った場合には、贈与時の時価によって課税価額を算定します。
国税庁ホームページに掲載されている「仮想通貨に関する税務上の取扱いについて(FAQ)」の15・16に掲載されています。

ご回答ありがとうございます。
本件に関わる税金としては、A:贈与時の時価でかかる贈与税、B:利益確定時の所得税 の2つがあると認識しています。国税庁のQ&A16に記載されている評価方法は、前者Aについて規定するものと考えていたのですが、Bの評価方法も兼ねているのでしょうか(つまり贈与時、自動的に利益確定され所得税もかかるということでしょうか)。

株を贈与した場合、贈与時の利益確定ではなく、取得単価を引き継ぐと聞いたので、質問させていただきました。

Q&A16は、相続・贈与の話であって、所得税については言及していません。
所得税の考え方は、Q&A2に掲載されています。
暗号資産を贈与した場合には、贈与した側にもいわゆる「贈与時のみなし譲渡」と呼ばれるものが適用されることで、所得税がかかることが明確になりました。
つまり、基本的に贈与した側は、贈与した日に売却したのと同じ扱いとなり、その時点の価格が購入時より値上がりしていた場合、その差額に対して所得税がかかり、贈与された側は贈与税がかかってしまうということになります。

贈与を受けた者が株式を売却した場合の取得費は贈与者の取得価額を引き継ぎますが、これは贈与の時価評価とは別のものです。
含み益分について、贈与税と所得税の二重課税だと思われるかもしれませんが、贈与税(相続税を含む)と所得税は全く違う概念ですので、二重課税には当たらないとされています。

本投稿は、2021年02月28日 09時55分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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