103万円の壁と税金について
大学生です。父の扶養に入っています。
月末締めの翌月25日払いのバイトをしています。
10/25に入るお給料で103万円ギリギリでもう10月、11月は働くことができません、
もし103万円を超、130万以内になるとどうなりますか?いくら税金を納めないといけませんか?
加えて、父の扶養からは外れると聞きました。父が負担する額はいくらぐらいでしょうか。
よろしくお願いいたします。
税理士の回答

出澤信男
1.相談者様の年収が103万円を超えますと、親の扶養から外れ、親は特定扶養控除(所得税63万円、住民税45万円)を受けられなくなり税負担が増えます。
2.親の税負担増
(1)所得税 特定扶養控除額63万円x20%=126,000円
親の年収は分からないため税率は20%とします。
(2)住民税 特定扶養控除額45万円x10%(定率)=45,000円
3.相談者様の税金の計算(年収130万円の場合)
給与収入金額130万円-給与所得控除額65万円=給与所得金額65万円
(1)所得税 65万円-基礎控除額38万円=課税所得金額27万円
27万円x5%=所得税13,500円
(2)住民税 65万円-基礎控除額33万円=課税所得金額32万円
32万円x10%=32,000円(所得割)
32,000円(所得割)+5,000円(均等割)=住民税額37,000円
3.相談者様が勤労学生控除を受ければ、所得税は非課税になります。勤労学生控除は、年収130万円以下であれば受けられます。
ありがとうございます!
すごくわかりやすくてありがたいです!!
もし親の収入が700万程度だとしたら計算はどうなりますか??

出澤信男
親の年収が700万円だとしますと、所得税の税率は20%になると思います。
従いまして、特定扶養控除がなくなると、所得税の税負担増は、上記2(1)の通りになります。
本投稿は、2019年09月30日 22時48分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。