税理士の無料紹介サービス24時間受付

05075861800

  1. 税理士ドットコム
  2. 相続税
  3. 相続税のハウツー
  4. 今から考える将来の相続

今から考える将来の相続

著者: 相続110番

生前のうちから、自身の相続についてしっかりと考えをまとめて、できる限りの準備をしておくことは、とても大事なことです。

将来起こる相続について、事前に知っておくべきことやできる準備にはどのようなことがあるのでしょうか。

将来、誰が相続人になるかを把握。

相続が発生すると、まず相続人の調査をします。調べていくなかで突然、面識の無かった相続人が出てくるケースがあります。予測していなかった相続人が登場した場合、手続きに時間がかかったりトラブルが起きる可能性が高まります。

そのため相続人が誰になるのかを明らかにしておくと、相続が突然発生しても比較的スムーズに話し合いや手続きを進めることができるでしょう。

1.財産の持ち主(推定被相続人)にヒアリングをする

遺言書を書く予定なのか、そうでないのかで、相続人が変わってくる場合があります。

2.戸籍謄本で確認

推定被相続人の出生までを全て辿れば、相続人の把握漏れを防ぐことができます。

遺言の内容は、絶対ではない。

遺言は、財産を与えたい人に分配指定できます。だからといって「相続人を調べるのは面倒だから、遺言を作って財産の行き先を全部決めてしまえばいいじゃないか!」と考える方がいたら・・ちょっと待った!それは危険です。

その遺言の内容が遺留分を侵害している場合、法定相続人が「遺言の内容に納得いかない!」と反論できてしまうからです。

遺留分は、民法で定められた最低限度の財産の取り分。

例えば遺言に「配偶者に全財産を相続する!」とお父さんが書いたとします。亡くなった後に遺言を見たその子どもが「納得いかない!私にも財産を貰える権利がある!」と主張すると、その遺言どおりの相続は難しくなります。

この例のように遺留分が侵害されている場合、相続人同士で話し合いがまとまらなくても「配偶者は子どもに遺留分相当の財産を渡しなさい!」と裁判所の判断が出される可能性があります

自分の人生を振り返ろう。

遺言を書けるほど、財産の行き先をまだ決めきれていない・・という方には、エンディングノートをお勧めします。介護が必要な状況になった時にどのような対応をしてほしいか、もしものことが起こった時に連絡してほしい人は誰なのか、など自分の心にある想いを少しずつ書き留めていくものです。

「相続対策をしっかりしておかなければ!」と最初から構えることなく楽な気持ちで自分と向き合うことが、相続のことについて考える大事な一歩となるでしょう。

もっと記事を読みたい方はこちら

無料会員登録でメルマガをお届け!

相続税に関する他のハウツー記事を見る

もっと見る
他の税務相談を探す
分野

協力税理士募集中!

税理士ドットコムはコンテンツの執筆・編集・監修・寄稿などにご協力いただける方を募集しています。

募集概要を見る

ライター募集中!

税理士ドットコムはライターを募集しています。

募集概要を見る