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  1. 毎年行われている「税制改正」とは?新しい税制ができるまでの流れ

毎年行われている「税制改正」とは?新しい税制ができるまでの流れ

税制度は産業にも生活にも大きな影響を与えます。税制は毎年見直しが行われており、政権や時代などを反映して新規に成立したり、廃止されたりしています。このことを「税制改正」といいます。今回は、この税制改正の流れについて、いつ頃にどんな話し合いをしているのかを解説します。

目次

税制改正とは?

税制改正というのは、その名前の通りで「税制(=税金の制度)を改正する」ことをいいます。

そもそも、国や自治体がは公共施設や行政サービスなどを維持・提供するために税金を賦課、または徴収する仕組みが「税制」です。ただし、この税制はいつまでも同じではなく、政権や社会、時代などに合わせて新しいものへと作り変える必要があります。

このように税制を改めることで、その時に必要な分の歳入を確保しています。なお、日本の場合は基本的に1年に1回のペースで税制改正を行っています。

税制改正の全体的なスケジュールについて

日本の場合は1年に1回、税制改正を行うようにしています。なお、税制改正のゴール地点は「改正法の可決・施行」にあるので、これに向けて様々な場所で話し合いが行われています。改正までの流れは以下のようになります。

夏ごろまでに各省庁から「税制改正要望」が提出される

税制改正に向けた大きな出来事としては、夏ごろに各省庁から「税制改正要望」が提出されることから始まります。

これは各省庁が翌年の税制に関して財務省へ要望を提出するもので、例えば「セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設」といったものがあります。なお、税制改正には要望だけでなく、廃止や縮減項目も少数ですが含まれています。

平成30年度の税制改正要望も8月31日までに出そろいました。財務省の集計によれば平成30年度は要望項目数が160に対して、廃止・縮減項目数が6となっています。ここ数年は要望数が200以上超えていることも珍しくなかったため、平成30年は例年に比べるとやや少ないといえるでしょう。

12月ごろに与党から「税制改正大綱」が発表される

続いての、12月中旬ごろに与党から「税制改正大綱(原案)」が発表されます。

これは各省庁からの要望を受けて、税制調査会がその内容を審議して、細部まで具体化したものをいいます。テレビや新聞なども注目する内容で、一般の方はこれにより翌年の改正内容を知ることになる場合が多いです。

そして、この原案は予算案とともに閣議に報告され、12月下旬に閣議決定されることになります。

2月ごろに「税制改正法案」が国会に提出される

12月に閣議決定を受けた税制改正大綱はあくまで骨子であり、これがそのまま法律になることはありません。

そこでこの大綱を踏まえて、国税については財務省が改正法案を作成し、地方税については総務省が作成することになります。こうして作成された「税制改正法案」が1月下旬から2月上旬に国会へと提出されます。

審議・採択などを経て4月から「改正法案」が施行される

国会に提出された税制改正法案については、その後、衆議院・参議院の両方で審議が実施されて、遅くとも3月末までに成立・交付が行われます。

そして、4月1日から改正法案が施行されることになるのです。なお、一般的には4月1日から制度が適用されますが、所得税などは暦年課税のため1月1日まで遡って適用されます。

税制改正で注目すべきタイミングは「税制改正大綱」の発表のとき

先に説明した通り、税制改正は1年をかけて改正法の施行に向けた調整や議論などが行われています。このうち、一般の方が注目すべきタイミングとしては「税制改正大綱」の発表時点が挙げられるかと思います。なぜなら、この発表は翌年度の税制改正法案の原案でもあり、これを基に法律も決められていくからです。

ただし、この税制改正大綱の発表を受けても、必ずしも全ての内容が法律になるわけではありません。中には先送りや見直しなどが行われる可能性もあるので、あくまでも参考程度として注目しておくとよいでしょう。

実際の内容は、改正法が可決・施行される3月ごろに確認してみましょう。

税制改正以外にも税金に関する議論・審議は行われている

このように毎年実施されている税制改正のほかに「消費税増税」といった例外的に議論・審議が行われているものもあります。

ちなみに、次回の消費税増税予定日は平成31年10月1日となっているので、この時期にも注目されることでしょう。

おわりに

税制は日常生活とも大きく関係してくるもので、知っておけば「得する」可能性も高くなりますが、その反対もあり得るでしょう。そのため、12月から3月ごろにかけては「税制改正」に注目し、どのような法律が施行されるのか関心を寄せてみてはいかがでしょうか。

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