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【修正】退職金控除額について教えてください。

【修正 38歳→22歳】
22歳から現在(63歳)まで同一会社に勤務しています。
68歳まで勤めた場合、各段階での退職金控除額を教えてください。
①60歳で定年になり、退職金を1,300万円いただきました。
 この時の退職金控除額は、2,060万円でよろしいでしょうか。
②65歳で企業年金を500万円いただく予定です。
 この時の退職金控除額は、2,060万円+70万円×5年=2,410万円から、1,300万円を差し引いた1,110万円でよろしいでしょうか。
③iDeCoを56歳から掛けており、68歳までの12年間入る予定です。(iDeCo改定案より70歳まで掛けられることを前提としています。)
 その時点での退職金控除額はいくらになりますか。
よろしくお願いいたします。

税理士の回答

①は正しいのですが、企業年金及びiDecoは加入期間(掛金支払期間)を「勤続年数」とみなして退職所得控除額を計算しますので、企業年金の加入期間が不明な現状では②および③は計算できません。
一般的な企業では、多くの場合、勤続年数=企業年金加入期間ではありません。
また、68歳退職時に退職金が支給されるかどうかも不明です。

回答ありがとうございます。
こちらの質問内容を捕捉します。
②の企業年金ですが、勤続年数=企業年金加入期間となります。
③については、会社からの退職金は支給されません。個人でかけているiDeCoだけとなります。
この条件で再回答いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。

②について
 60歳退職金1,300万円は、退職所得控除額とみなすと27年分となります。
 20年+(1,300万円-800万円)÷70万円=27年(1年未満切り捨て)
したがって、退職所得控除額は 2,410万円-1,290万円(27年分)=1,120万円となります。
 ※ 退職金をそのまま控除するのではありません。
 ※ 勤続年数=企業年金加入期間であれば60歳までの(退職をもって加入が終了する)はずですが、ご説明の通り65歳まで加入できるものとして計算しました。60歳までであれば、2,410万円を2,060万円に置き換えてください。

③について
 ②と同様に、退職金1,300万円+企業年金500万円=1,800万円を退職所得控除額とみなすと34年となります(計算開始年齢22歳が同一であるため)。
そうすると、みなし勤続期間は22歳から56歳(22+34)までとなります。
これと、iDeCo加入期間56歳から68歳までの重複する期間は56歳の1年のみとなります。
よって、iDeCoにかかる退職所得控除額は、
 40万円×12年-40万円×1年=440万円
となります。

企業年金やiDeCoには19年ルールが適用されますので、過去19年に受け取った退職金等が調整計算の対象となります。

早急な対応ありがとうございます。
見なし期間や重複期間の考え方がようやく理解が出来ました。
iDeCoにかかる退職所得控除額を参考に、令和8年からのiDeCo掛金アップを考えます。

本投稿は、2025年10月31日 16時54分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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