基金解散後の分配金を一時金か年金で受け取るか迷っています。
60歳の独身女性です。退職して預貯金と高齢の母(年金)で暮らしています。
一時金は200万円程です。年金額は8万6千円程です。通算企業年金の予定率は1.5%~2.5%で、61歳から支給になります。(移換には事務手数料が3万4千程控除されます。)61歳から特別支給の老齢厚生年金が75万支給されます。
一時金でもらうと来年度の所得税・住民税・国民健康保険の金額が大幅に上がると思
いますが・・・。一年間は我慢すべきですか?
税金・国民健康保険も考慮してどちらを選ぶべきですか?
税理士の回答
基金解散に伴う残余財産の分配金は、一時所得に該当します。
一時所得の計算方法は、下記の通りです。
一時所得は、1/2が税金の対象になります。
(200万円―50万円)×1/2=750,000円
税金の概算は、下記の通りです。
参考にして下さい。
所得税、(750,000円―基礎控除380,000円)×5%=18,500円(復興税2.1%別途)
住民税、(750,000円ー基礎控除330,000円)×10%=42,000円
国民健康保険税、所得の約10%強になります。
「抜粋」
総収入金額ー収入を得るために支出した金額(注)ー特別控除額(最高50万円)=一時所得の金額
(注) その収入を生じた行為をするため、又は、その収入を生じた原因の発生に伴い、直接要した金額に限ります。
税額の計算方法
一時所得は、その所得金額の1/2に相当する金額を給与所得などの他の所得の金額と合計して総所得金額を求めた後、納める税額を計算します。
本投稿は、2019年05月17日 00時18分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。