国民健康保険料と社会保険料
同じ所得額の場合、国民健康保険料(個人による加入)と社会保険料(会社による加入)では、どちらが金額が大きいのでしょうか。
税理士の回答
出澤信男
社会保険について税理士は専門外になります。社会保険労務士に確認をされるのが良いと思います。
同じ所得額で比較した場合、多くのケースでは社会保険料(会社加入)の方が総額として大きくなります。
社会保険(健康保険・厚生年金)は、標準報酬月額を基礎として保険料が算定され、会社と本人で折半される仕組みです。この「会社負担分」も実質的には人件費として発生するため、トータルコストで見ると負担は重くなりがちです。
一方、国民健康保険料は自治体ごとに算定方式は異なりますが、前年所得を基に計算され、全額自己負担となります。ただし、一定の所得水準を超えると上限額に達するため、高所得層では社会保険との差が縮まることもあります。
結論として、個人負担額のみを見るか、会社負担を含めた実質負担で見るかで評価は変わります。制度は「金額の大小」だけでなく、年金給付や保障内容を含めて立体的に判断することが重要です。
本投稿は、2025年12月26日 21時47分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。







