副業(作家業)の事業所得かどうかの判定の基準をご教示いただけますでしょうか
お世話になっております。
サラリーマンです。
給与所得が500万円以上ありますが、このたび、商用出版社から副業で書いた書籍が出版されることになり、印税収入が入ることになりました。
1作ごとに約70万円程度の初版印税収入がありますが(今年は2作出版できるかどうかというレベル)、節税のため、事業所得にて申告したいと思っております。
この印税収入で、事業所得にすることは可能でしょうか。
ご教示いただきたく、よろしくお願いいたします。
税理士の回答

事業所得に該当するかどうか具体的な明確な判断基準はなく、過去の判例では下記を総合的に見て社会通念上事業に該当するかで判断されています。従いまして、ご質問の文面からは事業所得とするのは難しいと考えられます。
A) 営利性・有償性の有無
B) 継続性・反復性の有無
C) 自己の危険と計算における企画遂行性の有無
D) 精神的あるいは肉体的労力の程度
E) 人的・物的設備の有無
F) 職業(職歴)・社会的地位
G) 生活状況
H) 業務から相当程度の期間継続して安定した収益が得られる可能性が存するか
以上、少しでも参考にして頂ければ幸いです。
ご回答ありがとうございました。
版を重ねれば継続性はありますのでBとHはクリアできそうですし、内容的にFも大丈夫そうですが、Gが厳しいですね。
印税収入が大幅に増えた場合に検討したいと思います。
ありがとうございました。

ご返信ありがとうございました。
本投稿は、2016年07月06日 13時05分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。