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システム開発を生業とする株式会社の代表取締役がシステム開発の仕事を個人請けしても良いのか。

表題の件について質問させていただきます。

私はシステム開発を生業とする株式会社の代表取締役です。

もともとフリーランス(個人事業主)のシステムエンジニアであり、法人成りする際に廃業届を出しませんでした。
そのため私個人も毎年青色確定申告を行っております。
しかし、昨年は私の収入は会社の役員報酬のみであったため、青色申告特別控除を全く活かすことができませんでした。

そこで、今年はいつも法人で請けているような仕事のいくつかを私の個人請けとし、給与所得の他に事業所得を得て青色申告特別控除を活かそうと考えております。

このようなやり方は税務・法律上問題無いのでしょうか?

ちなみに私が代表を務める法人の役員・従業員は私以外に存在せず(社長一人の会社)、株式も100%私個人が所有しております。

ご意見いただけると助かります。
以上です、よろしくお願いします。

税理士の回答

税務上は、何故同じ仕事を個人で受託するのかの合理的な説明が出来なければ、租税回避行為と見做されるリスクがあると思います。
ご記載の理由では合理的な説明にはなりません。
会社法上は、取締役は会社の利益の為に行動しなければならないという忠実義務が課されています。
ご記載の内容は利益相反行為に該当する可能性がありますので、会社法違反となる可能性があります。
結論は税務上も会社法上も問題があると思います。

前田様

ご丁寧なご回答ありがとうございました。大変勉強になりました。
恥ずかしながら租税回避とみなされるとは思いもよりませんでした。
ご意見参考にさせていただきます。

税務上の問題もそうですが、会社法はそれ以前に遵守すべき法令です。
つまり、税法上問題がないからといって、会社法に違反して良いということではありません。

ご指摘ありがとうございます。不勉強でした。
少し調べてみようと思います。

本投稿は、2020年10月21日 22時47分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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