社用車の節税について
個人事業主です。4月に美容院を開業し、丸4ヶ月が経ちました。
元々持っていた車がそろそろダメになりそうなので社用車として買い換えることにしました(8割社用車、2割プライベート按分します)。売上も順調で融資も受けられそうなのですが、その場合プライベートのお金も使って購入した方が利子を考えると安く済むのであれば、借りる額を減らす、または無しにしようか悩んでいます。融資を丸々借りて毎月ローン返済していく方が節税になるのかを知りたいです。
ちなみに中古で500万円くらいを考えています。まず4ヶ月でその額の車を購入すること自体まずいのでしょうか?減価償却は一括でもローンでも変わらないですよね?
税理士の回答

ローンとした場合は、年間の支払利息の8割×税率分の所得税等が減少するだけで、通常は現金購入の方が総支払額は少ないのでローンによる節税効果を勘案しても、キャッシュの流出はローンの方が多いのが一般的です。
節税といっても経費×税率分しか減らない訳ですから、節税ばかりにとらわれて判断すると却って損をするという場合もあります。
減価償却は現金購入でもローンでも変わりません。

追記します。
車を購入すること自体に問題はありませんが、減価償却費等を必要経費に計上することが事業収入を得るために直接要する(事業に必要)かどうかが税務上は問題になります。
とてもわかりやすくありがとうございました!
ちなみに、メインは通勤用なのですが講習や仕入のためという名目だった場合でも難しいですか?どのような例があるものかご存知でしたら教えていただきたいです。

通勤も含めて事業に使用しているのであれば必要経費と出来ますが、個別の判断は出来ませんので、ご質問者様ご自身でご判断下さい。
追加で何度も申し訳ないのですが、通勤のみだった場合でも経費計上可能なのですか?美容院なので車を使うこと自体に事業収入は確保できません。出張美容院などもしていないです。
また青色専従者の妻も別で車を使っているのですが、その車の分の自動車税、ガソリンなども経費計上可能ですか?

通勤での使用は事業に必要であると思います。
奥様の自動車税やガソリン代もご質問者様の事業のための支出であれば、事業供用割合分は必要経費になります。
法令等でこの支出は経費でこの支出は経費にならないという明確な規定がある訳ではなく、あくまで事業収入を得るための支出は必要経費にできるということですので、実態に即してご自身でご判断ください。
的確なお返事ありがとうございました!
本投稿は、2021年08月28日 10時12分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。