留学中の配信収益について
現在8ヶ月の海外留学をしており、配信を始めようと思っています。
出発前に、日本のアルバイトで60万近くの収入を得ております。
①海外で収益を得た場合何円までの収益が確定申告の必要がないのでしょうか
②海外で配信をして、日本の口座に日本円で換金をした場合、扱いとしては日本での収入となるのでしょうか。それとも海外で稼いだお金となるのでしょうか。
③扶養を超えない限度額は103万円から変化はありますでしょうか。
その他支払うべき税金などがありましたらおしえていただきたいです。
質問が多くて申し訳ありません。よろしくお願いいたします。
税理士の回答

石割由紀人
①海外で収益を得た場合の確定申告が必要な収益額
日本の税法上、海外で得た収入も合算して年間の合計所得として扱われます。したがって、収入が基礎控除額である48万円を超える場合、確定申告が必要となります。この基準は、国内・海外を問わず居住者であれば適用されます。
② 海外で配信をして日本の口座に換金した場合の取り扱い**
日本の居住者が海外で得た収入は、海外で稼いだタイミングで所得を得たと見なされますが、日本に居住している限り国内での課税対象になります。したがって、海外での所得として扱いますが、日本の所得税の対象として、合算して計算されます。
③ 扶養を超えない限度額について**
扶養控除の限度額は一般的に年収103万円で、この額を超えると扶養から外れ自分に所得税が課税される可能性があります。学生であれば特例として勤労学生控除が使え、年収130万円まで控除が適用され所得税がかからないことになります。
その他の留意点として、日本を出国するときに海外転出届を提出して非居住者扱いとなると、日本での所得に限定して課税されることになります。非居住者であれば国内源泉所得のみが課税対象です。税務上の居住者で居続けるのか、非居住者として扱われるのかで課税範囲が異なるため、自分の滞在期間や収入状況に応じて適切に判断することが重要です。
本投稿は、2024年10月24日 11時02分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。