OEM先へ支払う工場の休業補償の勘定科目について
いつもお世話になっております。
会計処理について教えてください。
当社商品を製造委託しているOEM先の工場があり、
当社の都合により工場が稼働できない日を「休業補償」として
当社から先方へお支払いをしているのですが、
その場合の勘定科目はどのようになりますか?
税理士の回答

「雑損失」として、計上することが多いです。
質問者側の都合で取引先が稼働できなくなったために支払いますので、法人の経費になります。
通常の取引では発生しないものですので、一般的に使用している科目ではなく「雑損失」として計上しているところが多いと思います。
なお、対価性がないので消費税は不課税になります。
早速ご回答いただきましてありがとうございました。
雑損になるんですね。雑損は想定していなかったので、勉強になりました。
ありがとうございます。
追加の質問ですみません。
今後も月に何日か稼働しない日が発生する見込み(当社都合で製造量を抑えている関係でフル稼働できないため)の場合も、発生の都度、雑損計上となりますか。
また、例えば製造ストップする日にかわりにパッキング作業等を依頼するなど、
別の方法で稼働させた場合も休業補償として支払いを検討してます。
通常だとこのような作業委託は外注費などに該当するかと思いますが、
休業補償の名目で支払う場合は、雑損計上しなければなりませんか。
製造原価に含めるとおかしいですか?
重ねての質問ですみませんが、ご教示いただけますと幸いです。

稼働しない補償については、雑損失です。
売上に対する原価ではありませんし、営業上発生した費用でもありませんので、営業外費用又は特別損益に区分されます。
代替の作業を依頼した場合には、その作業は売上に対応する原価となりますので、外注費などの原価科目で計上することになります。また、役務提供がありますので、消費税は課税取引になります。
税務調査を受けた際には、休業補償を支払う根拠(業務契約書など)の提示を求められることになります。契約内容を確認しておいてください。
本投稿は、2021年12月15日 15時44分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。