仮想通貨の複数年保有と複数取引所での課税について
仮想通貨の課税内容で質問です。
取引所をAとBの2つ使っているとします。
Aの取引所では、2018年に1BTCが50万円の時に1BTC購入し、以降取引を一切せず2021年現在まで保有。
現在1BTCが約400万のため、今利確すれば350万の利益だと思います。
ここでAの取引所のBTCは何も触らないまま(保有したまま)、
Bの取引所で1BTC400万円の時に1BTC購入し、1BTCが500万円になった時1BTC売却し、100万円の利益を得たとします。
以上の場合で2021年の課税の計算はどのようになるのでしょうか。
2018年に50万円で購入した分の利益は利確しないまま2021年分の取引だけで課税計算されるような考え方があるのであれば合わせて
ご教授頂けると幸いです。
宜しくお願い致します。
税理士の回答

土師弘之
個人の場合、原則として、利益・損失が確定しない限り課税の対象とはならないという考え方をします。つまり、期末評価は行わないということです。
したがって、保有しただけでは課税とならないため、売却したB取引所のBTCの利益100万円のみが課税対象となります。
御回答ありがとうございます。
平均取得価格で計算されるという事はないでしょうか?
例えば2018年に50万円で1BTC購入、2021年に400万円で1BTC購入の合計2BTCを450万円で購入したため、1BTCあたりの取得金額が225万円となり、500万円の時に1BTC売却すると275万円の利益となる…というような計算にならないかが心配です。

土師弘之
質問の趣旨を違って理解していたようですので、異なる回答になっていました。
仮想通貨の取得価額は原則として「総平均法」を適用しますので、例えの例ですと、おっしゃるとおり、1BTC当たりの取得価額は225万円となりますので、500万円で売却すると、1BTC当たりの利益は275万円になります。
早速のご返信ありがとうございます。
やはり275万円の利益となるのですね。
取得単価が低い方は含み益にしたまま新たに短期売買をし、利益が出れば新たに売買した分だけで申告出来ればと思ったのですが…
御回答ありがとうございました。
本投稿は、2021年06月14日 20時10分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。