住宅ローン借り換え時の持ち分比率変更について
現在、1,850万円の住宅ローンを主人は名義で契約しており、私は頭金320万円程を負担したため、
持ち分比率は、主人:85%・私:15% で登記しています。
今後住宅ローンの借り換えを検討しており、私の会社から持ち分比率50%以上であれば、住宅手当を
もらえるため、借り換えはペアローンで組み、持ち分比率を50%ずつに登記し直しできればと思っています。
その際、主人から私への贈与となり、贈与税がかかってしまうのでしょうか。
また、所有権移転登記等も関わってきて、
発生する税金は、贈与税、不動産取得税、登録免許税、になるのでしょうか。
それ以外の税金がかかるのか、また諸経費もろもろの総額がだいたいどのくらいになるか、
教えていただければと思います。
また、それ以前にこのような条件での借り換えは可能なのか難しいのか、、お伺いできればと思います。
よろしくお願いいたします。
税理士の回答
住宅全体の時価が2170万円で、住宅ローンの金額1850万円が現在も同額で残っている前提で回答致します。ご了承ください。
上記の場合において贈与税を回避するためには次に様な方法が必要かと思います。
≪物件の名義変更≫
ご主人の持分85/100のうち、35/100を奥様へ売買で所有権を移転します。
奥様が買い取る価額は、2170万円×35/100=760万円 となりますので、住宅ローンの760万円分を肩代わり返済することで支払いに充当します。
≪住宅ローンの借り換え≫
ペアローン1850万円を、ご主人が1090万円分、奥様が760万円分、それぞれが返済するようにします。
以上の流れで手続きをして頂ければ贈与税は回避できると考えます。
ただし、ご主人が住宅ローン控除を受けている場合には、借り換え後は控除額が変わりますのでご注意ください。
なお、登録免許税、不動産取得税は通常通りかかりますのでご留意ください。
借り換えが可能かどうかは金融機関にご相談頂ければと存じます。
以上、宜しくお願いします。
本投稿は、2016年11月21日 17時26分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。