商品委託先の売上が手数料でマイナスになり、翌月相殺されたときの仕訳について
個人事業主で、今までは白色申告で初めての青色申告をしています。
商品を委託している先より毎月売上が振り込まれます。
しかし、ある月売上が返送手数料(送料)より少なく、マイナスとなりました。
マイナスはこちらから振り込むことはなく、翌月の売上に繰り越し相殺されます。
2020年12月度(-500円 振り込みなし)
売上: 500円
手数料: -1,000円
2021年1月度(48,500円 1/29振り込み)
売上: 50,000円
手数料: -1,000円
2020年12月売上繰り越し分: -500円
不慣れで恐れ入りますが、この場合の仕訳を教えていただけませんでしょうか。
よろしくお願い致します。
税理士の回答
個人的に適当と考える仕訳は以下の通りです。
①2020年12月分の仕訳
(借方)売掛金 500 (貸方)売上高 500
(借方)支払手数料 1,000 (貸方)売掛金 500
(貸方)未払金 500
支払手数料は売掛金で相殺しきれないので、残額の500円は未払金計上します。
②2021年1月分の仕訳
(借方)売掛金 50,000 (貸方)売上高 50,000
(借方)支払手数料 1,000 (貸方)売掛金 1,000
ここは普段どおりです。
③1月29日の入金時
(借方)普通預金 48,500 (貸方)売掛金 50,000
(借方)未払金 500
ここで①の未払金が精算されるので、未払金を取り崩してゼロとします。
唐澤様
ご回答ありがとうございます!大変勉強になります。
私の説明が至らず申し訳ございません。
支払手数料としてお取り扱いいただいている科目について、先方から商品を返送してもらう際の送料なのですが、「支払手数料」の扱いの方が適切でしょうか?
他の月では「荷造運賃」で入力していたのですが、もし支払手数料の扱いの方が適切であれば、全て合わせて修正しようかと思います。
度々恐れ入りますが、ご教示いただけましたら幸いです。
よろしくお願いいたします。
文面を読む限り、「支払手数料」のほうが適当だと思われます。
「荷造運賃」は、たとえば相談者が商品を発送してその運送代金を宅急便屋さんにに支払った場合や、荷造りにかかる費用を支払った場合に用いる勘定です。
今回のケースでは、相談者が宅急便代を支払っているわけではなく、先方が返送したことに対する手数料だからです。
丁寧にご説明いただきましてありがとうございます。
おかげさまで申請前に修正することができ、初めての青色申告を無事に終えられました。
このたびは誠にありがとうございました!
本投稿は、2021年03月20日 18時45分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。