投資用不動産の確定申告について
投資用アパート(1室)の確定申告について相談したいです。
ローン金利上昇と管理費で毎月2万円ほど持ち出しになり赤字の状態です。
白色申告で還付が出ない理由や、申告内容に誤りがないか、今後の節税や売却の判断についてアドバイスいただきたいです。
税理士の回答
三嶋政美
白色申告で還付が出ないのは制度上、自然な結果である可能性が高いです。
不動産所得が赤字であっても、白色申告の場合、その赤字は原則として他の所得(給与等)と損益通算できません。そのため、毎月持ち出しが生じていても、所得税の還付に直接つながらないケースが多く見受けられます。
申告内容の確認ポイントとしては、①減価償却費を適切に計上できているか、②ローン元本部分を経費に含めていないか、③修繕費と資本的支出の区分が適切か、が重要です。特に減価償却は所得計算に大きく影響します。
今後の対応としては、青色申告への切替により赤字の損益通算を可能にする選択肢があります。また、金利上昇局面では「保有し続ける合理性」と「早期売却による損切り」を数字で比較する視点も必要です。収支と将来見通しで判断されることをおすすめいたします。
本投稿は、2025年12月04日 13時48分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。







