隣地購入について
現在ローン無しの持ち家があります。主人が他界後娘の近くに土地を購入して住宅を建てました。
(築10年)
娘夫婦は共有で隣駅前にマンションを購入して住んでいましたが、現在は売却して自宅から徒歩2分の所にマンションを借りています。幸い隣地が売りに出る予定で希望より高くても購入を検討しています。
1 娘夫婦が購入した場合
私の住居を娘が相続する際の特例措置8割減税は受けられ無いのでしょうか?
2 マンション売却資金が娘夫婦にありますので、娘夫婦に現住居を売却して隣を私名義で購入した方がいいでしょうか?
南西の角地、大手ハウスメーカー施工、土地が広いので。
3 相続人は娘二人です。
4 隣地の購入で一番相続税が抑える事が出来る方法を探しています。
税理士の回答

石割由紀人
隣地購入に関するご質問について、順を追ってお答えいたします。
1. 娘夫婦が購入した場合、私の住居を娘が相続する際の特例措置8割減税は受けられないのでしょうか?
特例措置の8割減税(いわゆる「居住用不動産に係る相続税の軽減措置」)は、一定の要件を満たす場合に適用されますが、この特例が適用されるためには、相続人(この場合、娘)がその住居を相続し、かつ実際に居住し続けることが条件となります。娘夫婦が購入した場合、その後、娘が実際に相続して住み続けることができるか、もしくは娘夫婦がその土地を他人に譲渡する予定がない限り、特例措置を受けることは可能です。ただし、購入を検討している土地の価格が上限を超えている場合、税額控除の範囲に制限がかかる可能性があります。
2. マンション売却資金が娘夫婦にありますので、娘夫婦に現住居を売却して隣地を私名義で購入した方がいいでしょうか?
この方法にはいくつかのポイントがあります。
現住居の売却: 現住居を娘夫婦に売却した場合、相続税の負担を軽減する可能性があります。娘夫婦が購入することで相続時の評価額が下がる場合、相続税の負担を軽減するための一つの方法となります。
私名義で購入: 隣地をあなた名義で購入する場合、土地の購入資金が娘夫婦のものでも、購入後の評価額により、相続税に影響を及ぼす可能性が考えられます。あなたが名義を持つことで、相続税を最適化する方法があるかもしれません。
ただし、最適な方法は税理士や専門家に相談することで、より正確にアドバイスが受けられます。
3. 相続人は娘二人です。
相続人が娘二人の場合、相続時の分割方法や評価額が重要です。隣地の購入に関して、娘たちがどのように相続するかが相続税に与える影響が大きいため、最終的にどのように分割するか、どちらが購入するかなどを考慮した計画を立てると良いでしょう。
4. 隣地の購入で一番相続税が抑える方法を探しています。
相続税を抑えるためには、以下の点を考慮することが重要です。
土地の評価額の減少: 農地や未利用地など、税法上の特例を活用できる土地は評価額が低くなる場合があります。また、土地が広い場合には、建物の面積を含めて評価額が低くなる可能性があるため、その点を専門家に確認するのも有効です。
名義変更を検討する: あなた名義で隣地を購入し、娘に贈与することで相続時に評価額を抑える方法があります。贈与税や相続税の軽減を目指した贈与計画を立てることも一つの方法です。
資産運用や贈与のスケジュールを見直す: 贈与を分割して行うことで、年間贈与税の非課税枠を活用できる場合もあります。
ご丁寧にお返事頂きありがとうございました。
現在の住居と隣地は23区内徒歩5分の為相続税の支払いは娘達へのかなりの負担になると苦慮しております。
両親の相続でお世話になりました会計事務所の先生もお辞めになられましたのでそのままにして現在に至りました。
金融機関から税理士先生をご紹介して頂き相談して動こうと存じます。ありがとうございました。
本投稿は、2024年12月23日 17時00分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。