個人用クレジットカードで経費を支払った場合の仕訳方法について
個人事業主をしております。仕訳数や売上が少ないため、銀行口座およびクレジットカードは、事業用とプライベート用を分けずに共用しています。そのため、日常的にプライベート用のクレジットカードで経費の支払いを行っております。
経費の処理について、書籍などでは以下のような仕訳方法が紹介されているのを見かけました。2点ご相談させていただきます。
① Amazonなどで経費に該当する物品を個人用カードで購入した場合
以下のように「現金払い」として処理し、後日、個人立替分として調整する方法があると記載されていました。
※実際は現金ではなく、個人のクレジットカードで支払っております。
3/15:借)新聞図書費 2,000 貸)現金 2,000 (摘要:業務関連の書籍)
3/31:借)現金 2,000 貸)事業主借 2,000 (摘要:個人立替分)
この処理方法で、カードの支払日と関係なく仕訳を行っても問題はないのでしょうか?
② サブスクリプション(定額課金)の経費処理について
事業用カードを使用している場合、以下のような仕訳になると理解しております。
4/15【利用日】 :借)通信費 3,000 貸)未払金 3,000
5/25【カード支払日】:借)未払金 3,000 貸)普通預金 3,000
私の場合は個人用カードで支払っているため、未払金を使うのは適切ではないのでは?と考えており、以下のような処理を考えました。
4/15【利用日】 :借)通信費 3,000 貸)事業主借 3,000
5/25【カード支払日】:借)事業主借 3,000 貸)現金 3,000
5/31【締め日】 :借)現金 3,000 貸)事業主借 3,000 (摘要:個人立替分)
このような処理は正しいでしょうか?あるいは、より適切な仕訳方法があればご教示いただけますと幸いです。
税理士の回答

① Amazonなどで経費に該当する物品を個人用カードで購入した場合
3/15:借)新聞図書費 2,000 貸)事業主借 2,000
② サブスクリプション(定額課金)の経費処理について
4/15:借)通信費 3,000 貸)事業主借 3,000(利用日で処理)
のみでよろしいかと思います。
事業用の現金を使用していない場合は、現金勘定を用いる必要はないかと考えます。
また、個人用のカードの使用について、未払金では通常処理しないかと思います。
ご返答ありがとうございます。
サブスクの処理について再度確認になりますが、利用日で事業主借で仕訳を行い、カード支払い日は処理が不要という解釈でよろしいでしょうか?
また、売上に関する借方の仕訳ですが、事業用の口座ではないため、現金で処理して問題はないでしょうか?

おっしゃる通りです。5月25日と31日の処理を行う必要がありません。
事業用の口座でない口座への入金を反映させようとすると事業主貸✕✕/売上(or売掛金)でいいかと思います。
現金で受領するということでしたら、現金✕✕/売上✕✕、と処理してその後に事業主✕✕/現金✕✕でもいいかと思います。
承知いたしました!
最後の確認なりますが、事業用・個人口座への入金は借)事業主貸 / 貸)売上だと思いますが、手渡しでの現金を受領する場合、いただいた日に現金×× / 売上××と処理し、事業用・個人口座への入金時の日付で事業主貸 / 現金××の理解でよろしかったでしょうか?

はい、おっしゃる通りの会計処理でよろしいかと思います。
よろしくお願いいたします。
ご丁寧な説明をありがとうございました!
とても助かりました。

こちらこそどうもありがとうございました。
本投稿は、2025年04月02日 13時49分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。