給与を海外口座へ振り込んでもらう際の税金問題について
日本人の私と結婚をし、日本で生活を3年ほどしている中国人の嫁が日本で仕事をし始めました。仕事内容を詳しく教えてくれませんが、給与も全て中国へ送っているとのことで金額も不明です。
日本では所得があれば所得税などが掛かってきますが、海外に給与を送金しているとなると所得なしとなって、税金を払っていないことにならないでしょうか?
私は企業に勤めて5年で、健康保険も会社で入っており、嫁も子供も家族としてその保険入っています。嫁に話をするためにも前もってどういった問題があるのかを知りたいと思い登校いたします。
①払わなければならないものを払っていないのではないか?
②給与を海外へ送るメリットが何かあるのか?デメリットはあるのか?
税理士の回答
日本国内に在住していて、日本国内で仕事をして、もらう給料については
日本の所得税が課されます。海外に送金してもらっても免税になりません。
配偶者控除が認められないことになるでしょう。その分、過去年分については所得税が追徴になります。
扶養手当を受けている場合には、過去に遡って受給資格がなかったことになり、返納させられる可能性があります。その際、就業規則などの会社のルール違反に問われた場合には、注意など服務上の処分が行われる可能性があります。
海外の送るメリット、というよりは、海外に置くことで、日本の税の芽から逃れたい、ということではないでしょうか。国というものの管理から逃れたいというのが中国の方のベースにある気がします。
ただ、銀行を通す送金では、国税当局からは隠せませんが。
本投稿は、2017年12月20日 15時08分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。