オンラインカジノによって得たお金の確定申告について
オンラインカジノにより少し大きめの額を勝ちましてその際にふと税金がかかるのではないかと調べたところ案の定年間で50万以上口座に入金されると一時所得として税金が必要だとわかりました。
ただ問題なのが年間で何度かプレイしており細かいプレイデータなどがわからず損益を正確に把握出来ておりません。
私個人としては税金を多く払う分には何も問題はないのですが、費用のところを0円とし、収益の部分を実際よりも多めに記載して税金を多めに収める形ではまずいのでしょうか??
オンラインカジノ自体が犯罪に抵触する可能性を恥ずかしながら把握できておらず焦っておりますが、納税しないことのほうがもっとダメだと思い焦っております。
また税務署に相談に行った際にオンラインカジノで儲けたという内容を伝えることで警察に連絡されるといったことはあるのでしょうか。
教えていただけると幸いです。
税理士の回答

石割由紀人
オンラインカジノによる所得の確定申告について、以下の回答をまとめます。
1. 所得の申告について
オンラインカジノで得た利益は、日本の税法上「一時所得」として申告しなければなりません。50万円を超える一時所得がある場合、課税対象になります。一時所得の計算では、収入金額から、その収入を得るための支出(費用)を差し引き、さらに特別控除額(最高50万円)を適用して所得額を算出します。
2. 費用の計上について
損益を正確に把握できない状態であっても、適切な費用計上が求められます。費用を0円とし、多めに収益を記載することで税金を多めに納めることは、税務上の一貫性や正確性が求められるため好ましくありません。不必要に多くの税金を納めることは避け、可能な限り適正な税額を申告するようにしましょう。資料などが不十分な場合には、税務署へ詳細を伝え相談することが重要です。
3. オンラインカジノの法的リスク
日本国内でのオンラインカジノは、賭博罪やその周辺の法律に抵触する可能性があります。具体的な法律の適用については、個々の状況により異なるため、弁護士などの専門家に相談することをお勧めします。
4. 税務署への相談
税務署に相談する際に、オンラインカジノによる儲けを伝えることで、直ちに警察に通報されるとは限りませんが、カジノの運営主体や取引の詳細などについて説明が求められる可能性があります。正直に申告することで、意図的な脱税の疑いを避けることができ、適切な納税義務を果たすことができます。
本投稿は、2024年11月08日 09時20分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。