FXや株式投資の追証に付いて
株式の信用取引やFX等の証拠金取引では、投下資金以上の損失が出る事があります。
例えば、証拠金率10%であれば、100万円で1000万円分の取り引きが出来ます。
この時に、損切(ロスカット)をしなければ、100万円以上の損失が出ます。
最大900万円の損失が出ますが、通常は、契約上、その損失は顧客が負担するようになっている場合が多いと思われます。
しかし、その損失を証券会社が負担したり、または、最初から契約上投下資金以上の損失は証券会社が負担するとなっている場合(海外の証券会社に多いです)
は、顧客の課税対象はどうなっているのでしょうか?
取引自体は損失が出たので、顧客に課税は無いのでしょうか?
または、損失分の900万を証券会社が負担している(契約上証券会社の負担の場合、顧客負担の場合含めて)ので、その900万は顧客の所得となり、900万分は、顧客に課税されるのでしょうか?
税理士の回答
こんばんは。
ご質問は、100万円の証拠金があって1,000万円の損失が出た場合、900万円は証券会社が負担してくれる場合の課税関係という理解でよろしいでしょうか。
この場合、ご質問者様の損失は100万円ですので、100万円の損失として申告をすればいいと考えられます。細かく言うと、1,000万円の損失と900万円の債務免除益の合計額になり、債務免除益分はFXの所得に該当しないかも?という問題がありますが、証券会社の契約に謳われているのであれば、問題はないかと思われます。
本投稿は、2017年05月06日 21時16分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。