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国税関係帳簿(補助簿) 電帳法における「オリジナルデータ保存」は何をどのように保存する?

法人で、現在紙で保管している国税関係帳簿(補助簿)を伝帳法を利用し「優良以外の帳簿」として電子保存へ切り替えを検討しています。

Q&A通則では「オリジナルの電子データ」を保存する事としていますが、ここでいうオリジナルデータとは、現在紙に出力している帳票レイアウトのデータを、そのまま保存するという意味でしょうか?それともそれに限らずオリジナルのデータをCSV等で保存するでもOKなのでしょうか?具体的にどのようなデータ形式での保存の選択肢があるのか知りたいです。

・帳簿の+PDFデータ+ダウンロードの求め応じる用のCSV
・帳簿データのCSVだけでOK
・帳簿のPDFデータだけでOK
・その他

Q&Aの問20~22あたりにそれらしいことの記載があるのですが、いまいち理解ができずにいます。上記理解がそもそも違う場合、ご指摘も併せていただけると助かります。

〇参考 Q&A(一問一答)
https://www.nta.go.jp/law/joho-zeikaishaku/sonota/jirei/4-3.htm

税理士の回答

さっそくありがとうございます。理解しました。

ちなみに、単純に帳票レイアウトデータは保持せず、CSVに書き出したものを保存する、でも問題ないでしょうか?現在使用している会計ソフトが来年保守切れとなり、別システムへの乗り換えを検討しているのですがシステム開発部門より、「帳票レイアウトで保存・出力できるようにするには開発工数がかかるので、単純にシステム内に保持している生データを指定したレイアウトでCSVで出力できるようにするだけのほうが安くシステムができる(=帳票レイアウトではデータを生成・保存しない)ので検討できないか」と相談されています。

前提として、会計ソフトから決算関係書類(貸借対照表・損益計算書・棚卸表・財産目録・事業報告書、計算、整理または決算に関して作成されたその他の書類)のことを言っておられると思うのですが、会計ソフトが切り替える場合には、電子保存ではなく紙出力したものを保存しておくか、従来の会計ソフトにそのままアクセスできるようにしておくか、の2択だと思います。

freeeなどは契約が終了した場合でも、契約していた年度のデータは解約後もアクセスが可能になっております。

状況をお伺いするに、決算関係書類は紙出力して保存する方向に切り替えた方が、トータルコストとしては安くなるように考えます。

上記参考になれば幸いです。

回答ありがとうございます。書き方が悪く申し訳ありません。過去データはその通りと認識しております。今回質問したのは、これから乗り換えるシステムの開発においてになります。

これから開発するGL(仕訳台帳)や固定資産台帳等について、開発部門から質問をうけました。

市販システムでなく社内内製のため開発部門があまり会計税務にくわしくない中で上記質問を受けました。

「GL」とおっしゃっているところを見ますと、ERP系のシステムですかね。
電子帳簿保存法で前提となる書類関係については、国税関係書類と国税関係帳簿の2点になりますので、会計システムとして電子データ保存を行う必要があります。

<国税関係書類(決算関係書類)>
貸借対照表・損益計算書・棚卸表・財産目録・事業報告書(計算、整理または決算に関して作成されたその他の書類)

<国税関係帳簿>
総勘定元帳・仕訳帳・固定資産台帳・売掛金元帳・買掛金元帳・現金出納帳等

>>>システム開発部門より、「帳票レイアウトで保存・出力できるようにするには開発工数がかかるので、単純にシステム内に保持している生データを指定したレイアウトでCSVで出力できるようにするだけのほうが安くシステムができる(=帳票レイアウトではデータを生成・保存しない)ので検討できないか」と相談されています。

以下のサイトをシステム開発部門の方と共有いただき、まずは検討されるのがよろしいかと思います。

(国税庁)電子帳簿システム別の対応関係
https://www.nta.go.jp/law/joho-zeikaishaku/sonota/jirei/06.htm

上記参考になれば幸いです。

ありがとうございました、アドバイス元に相談してみます。大変助かりました。

お役に立てたようで良かったです!

本投稿は、2024年03月22日 17時38分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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