決算月変更による繰越欠損金の有効期限について
当社は11月決算ですが、2025年より2025年5月に決算月を変更いたしました。
この場合、2017年11月期に発生した繰越欠損金は、2026年11月期まで有効であったかと存じますが、決算月変更後はいつまで有効となりますでしょうか。
税理士の回答
【結論】
結論から申し上げますと、2017年11月期に発生した繰越欠損金は、以下の経過を経て、2026年5月期(2025年6月1日〜2026年5月31日)が使用できる最後の事業年度となります。
【経過詳細】
2017年11月期(2016年12月1日開始)に発生した欠損金の、各年度ごとの有効性は以下の通りです。
1. 発生年度
●2017年11月期(2016年12月1日〜2017年11月30日)
ここで欠損金が発生しました。この開始日(2016年12月1日)から9年を経過する日(2025年12月1日)の前日までに開始する事業年度で使用可能です。
2. 繰越期間(決算期変更前)
以下の期間は通常通り使用可能です。
2018年11月期(2017年12月1日〜2018年11月30日):○ 使用可能
2019年11月期(2018年12月1日〜2019年11月30日):○ 使用可能
2020年11月期(2019年12月1日〜2020年11月30日):○ 使用可能
2021年11月期(2020年12月1日〜2021年11月30日):○ 使用可能
2022年11月期(2021年12月1日〜2022年11月30日):○ 使用可能
2023年11月期(2022年12月1日〜2023年11月30日):○ 使用可能
2024年11月期(2023年12月1日〜2024年11月30日):○ 使用可能
3. 決算期変更による経過期間
決算月を変更した最初の短い事業年度です。
2025年5月期(2024年12月1日〜2025年5月31日):○ 使用可能
事業年度の開始日(2024年12月1日)が期限内であるため有効です。
4. 変更後の新しい事業年度(ラスト)
ここが最後の使用チャンスとなります。
2026年5月期(2025年6月1日〜2026年5月31日):○ 使用可能(最後)
事業年度の開始日(2025年6月1日)が、期限である2025年12月1日より前にあるため、この1年間はフルに使用可能です。
5. 期限切れ
翌期以降は使用できなくなります。
2027年5月期(2026年6月1日〜2027年5月31日):× 期限切れ(消滅)
事業年度の開始日(2026年6月1日)が、期限(2025年12月1日)を過ぎているため、この期からは一切使用できません。
本投稿は、2026年02月17日 00時33分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。






