仮想通貨の課税対象となる利益分のみの算出方法
仮想通貨を200万程購入し、現在の含み益が1000万円程あります。
利益確定をした事があるのはその内の約30万円程度です。それも再度仮想通貨に投資しており、1度も出金していません。
そこで正確に含み益を除いた課税対象となる利益分のみを算出したいのですが、
【現在保有している全てのコインの最終約定時のレート×保有数】−総投資額(上記の200万円)=利益
という事で間違い無いでしょうか。
税理士の回答

イメージはそういうことかも知れませんが、
実際の計算方法とは異なります。
正確には、売却取引ごとに、
売却収入-取得価額=売却損益を計算し、
全ての取引を合計します。
取得価額は移動平均法あるいは(継続適用を要件に)総平均法により
計算します。株式取引や棚卸原価の計算方法と同じです。
というのが国税庁が公表した内容なのですが、
そんな計算をみんながみんなできるのかどうかは分かりません。
200万円同時に購入して、うち30万円分を5倍になった時に
売却したということにすると、
150-30=120万円が所得になるのではないでしょうか。
あるいは、総平均法を用いる場合。
売却も再投資も同時に行ったとすると、
150-(30+150)/2=60万円が所得になるのではないでしょうか。
詳しくはリンクの「4.仮想通貨の取得価額」をご参照ください。
http://www.nta.go.jp/law/joho-zeikaishaku/shotoku/shinkoku/171127/01.pdf
本投稿は、2017年12月23日 13時58分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。