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仮想通貨の取得価額の相殺について

仮想通貨Aを100万円分購入し、その後150万円に上昇しその価格がずっと維持されるとします。
それを年内と来年に分けて売却するとします。
他の収入はないとして、年内は19万円分売却します。残りの131万円分を来年売却します。

その場合、来年度に売却額131万円と取得価額100万円を相殺し利益を31万円とすることは可能でしょうか?
それとも今年度に19万円分取得価額を減らさないといけないでしょうか?

まとめると、
○パターン1
■今年
取得価額100 資産150 売却額19 利益19
■来年
取得価額100 資産131 売却額131 利益31
○パターン2
■今年
取得価額100 資産150 売却額19 利益0
■来年
取得価額81 資産131 売却額131 利益50
このどちらでしょうか?

税理士の回答

暗号資産(仮想通貨)についての基本的な考え方を整理する必要があると思います。

暗号資産を売買するときに、1単位当たりの価額というものを常に認識する必要があります。(19万円、131万円とすると、計算が複雑となりますので、切りのいい金額で説明します。)

例えば、ビットコインが1単位当たり(1BTC)10万円であったとき、日本円で100万円分を購入すると、10BTCのビットコインを取得したことになります。

これが1BTC当たり15万円に値上がりしたときに、2BTCを売却すると、その時の利益は以下のとおりとなります。
 15万円×2BTC(売却価額)-10万円×2BTC(取得価額)=10万円(利益=雑所得)

来年、1BTC当たり15万円が変わらない状態で、残りの8BTCを売却するとその利益は以下のとおりです。
 15万円×8BTC(売却価額)-10万円×8BTC(取得価額)=40万円(利益=雑所得)

このように、常に1単位当たりの単価(売却単価、取得単価)を認識しながら、利益・損失、保有残高を計算していきます。

よって、ケース1・ケース2とも、売却単価と取得単価を混同しているように思われます。

ご回答ありがとうございました。勘違いしていました。

本投稿は、2020年12月09日 10時06分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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