副業売り上げに関する理想の収入について
はじめまして。現在会社員でエンジニアをしている30歳です。
年収と手当の内訳は下記です。
基本給6820000円、ボーナス682000円、家賃手当600000円、独身手当180000円
相談内容ですが、近々問い合わせサポートの副業を考えております。
副業の税金に関する下調べをある程度したつもりですが、プロの意見をどうしても聞きたく思い相談させていただきました。
副業はかなり税金が取られるイメージがあり(副業売り上げの半分以上とか)、今の自分の年収を考えると、いくらの副業収入に抑えるのが理想なのかを知りたいです。私のパートナーも年収300万ほどありますが、その辺りも世帯として何らかの影響があるのかも知りたいです。
せっかく稼げても稼ぎすぎて税金が支払えないとなると問題になると思うので、私の本業の収入を考慮して、副業売り上げ0-1000万円のおおよその手取り額や所得税、住民税、事業税、消費税(1000万以上の場合)の納付額を教えてほしいです。本業の手取りと足していくらになるのかも知りたいです。
よろしくお願い致します。
石井
税理士の回答

丸尾和之
考え方だけ記載します。
より具体的な税額シミュレーションが必要であれば、別途税理士に詳細な条件を伝えて、有料で相談すべき内容かと思います。
副業収入に係る税金で、収入によって税率が変動するのが所得税です。
他の税金は定率なので、所得税の税率が副業に占める税金の大小の目安になってくるかと思います。
副業(雑所得)は、給与所得と総合して超過累進税率(5%~45%)で課税されます。
副業0の場合、相談者様の課税所得は約470万、税率は20%となります。
Ⅰ各種所得
給与収入:6,820,000+682,000+600,000+180,000=8,282,000・・・①
給与所得控除:①×10%+110万=1,928,200・・・②
給与所得:①-②=6,353,800
Ⅱ所得控除
社会保険料控除:1,000,000(仮の金額)・・・③
基礎控除:630,000(令和7年改正後の金額)・・・④
合計:③+④=1,630,000
Ⅲ課税所得
Ⅰ-Ⅱ=4,723,000円(千円未満切捨)
所得税率は、課税所得により、下記のようになります。(一部抜粋)
課税所得の範囲 税率
3,300,000円 から 6,949,000円まで 20%
6,950,000円 から 8,999,000円まで 23%
9,000,000円 から 17,999,000円まで 33%
よって、課税所得6,949,000円、8,999,000円、17,999,000円
が税率の境界線となりますので、
給与所得のみの場合の課税所得約470万と上記境界の差額で副業の所得(雑所得)を考えます。
雑所得が約210万までであれば、20%(給与所得のみと同じ税率)
雑所得が約420万までであれば、23%
雑所得が約1,320万までであれば、33%
となります。
なお、雑所得は収入ー必要経費で計算しますので、
副業の収入と収入に対してかかるおおよその必要経費を算出してからあてはめると良いかと思います。
なお、パートナーの方の年収が300万とのことなので、
配偶者控除等は受けれず、税額シミュレーションには影響ないかと思います。
◆ご参考
・給与所得控除
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1410.htm
・令和7年度税制改正による所得税の基礎控除の見直し等について
https://www.nta.go.jp/users/gensen/2025kiso/index.htm
・所得税の税率
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2260.htm
ご丁寧にありがとうございます。
有料のプランですがどこから相談させていただくと良いでしょうか。

丸尾和之
こちらのサイトの、クラウド税務相談というサービスを利用されると良いかと思います。
https://www.zeiri4.com/cloud-tax/customer/
ご返信再度ありがとうございます。
早速アクセスさせていただきます。
よろしくお願い致します。
本投稿は、2025年05月22日 20時01分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。