町内自治会会計監査について
町内自治会会長をしているものです。
月内に会計監査があるのですが、会計監査をされている2名のうちの1名がクレーマー気質らしく、今年度の会計(予算執行)業務自体には問題がない(と会長の私自身や会計ら全役員は判断しています)ものの、「自身の考えに沿った予算の使い方をしていない」ということで、監査印を押さないと考えておられるようです。
この場合、(クレームをつけられている)会計監査の印の代わりに私(会長)が印鑑を押すことで会計監査作業を終了して良いのでしょうか。それとも、何か別の対応が必要でしょうか。
会計に関して知識がないもので、一般的な流れを知りたくて質問させていただきました。お知恵拝借、よろしくお願い致します。
税理士の回答
自治会会計の会計監査というものは、何か、法律に則ったものではないと思うので、何を根拠に意見すればいいのかわかりませんが、会計監査というものは、公認会計士による上場企業等に対する会計監査でいえば、計算書類の内容が、収支の事実に基づいて、適正に表現されているかどうか、という点について監査するものです。
そのため、自治会会計の計算書類が、実際の収支の実態を適正に表現しているのであれば、会計監査を担う人は、収支の内容そのものではなく、計算書類に対して意見するべきであって、そのような役割を適切に果たしてもらえないのであれば、役割に対して不適格なので、その方には役から降りてもらって、別の方に監査をお願いして、そのうえで、新任の方から、署名捺印を貰う、というのが、適切な流れかと思います。
会長自ら、会計監査したので、署名捺印、というのは、監査ではないので、よくないと思います。
計算書類は、一般的に、会長が作成責任を負うものであって、作成者自身が、監査した、という自己監査は、独立性、客観性がないので、妥当とはいえません。
金平様
ご回答誠にありがとうございます。
よく理解できました。
この方から監査印がもらえないとの前提で然るべき準備を進め、当日を迎えたいと思います。
本投稿は、2020年03月04日 15時23分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。